早速、データーを整理して、1回のブログでアップロードできる30MBギリギリの
写真を厳選してみました。
偏見かもしれませんが
山を始めて最初に憧れるのは、富士山であり、百名山だと思うのですが
ある程度山登りを楽しめるようになってくると、
槍ヶ岳や大キレットなどの槍ー穂高縦走の岩登りや垂直の高度差が
怖さと緊張感で楽しくなってくると思うのです。
そして、それは、山小屋泊を経てテント泊の為の装備を整えたりしながら
次第に重装備を背負える体力が伴っていくと
次第にそれは剱岳や日本三大急登を伴う難易度の高い山へと
自分を掻き立てていくように思います。
そして、山をやっているうちにバリエーションルートや
冬季登坂なども行えるようになるようになれば、一端の岳人と言っても問題はないでしょう。
あるいは、対極にある岳人の領域としてはやはり
表銀座縦走路、北アルプス最深部雲ノ平、そして北海道大雪山縦走
などを経て、裏銀座縦走路や飯豊山縦走、朝日岳から親不知海岸までの栂海新道などを
重装備を背負い歩きながら、足元の花々に詳しくなり
眼前に雄大にそびえる山稜のピークを全て知った上で遠目に眺めるのが喜び
と思えるルートを選ぶのもまた、その片割れの一端の岳人の領域かもしれません。
そんな風に思いながら、自分は旭岳ートムラウシの縦走を選んで挑むということは
山を遠目に見て楽しむ岳人の仲間入りをしたのかもしれないと思いながらの・・・
7月20日の縦走登山初日です。
5時に宿からピックアップされてロープウェイに向かいます。そして
憧れの現場に降り立ち、今は意気揚々と足取りは羽が生えたように軽いです。
駐車場からロープウェイ乗り場まで歩きます。
朝一番6:00なので暗くて、お客さんも我々とあと数組のようです。
情報をチェック中・・・・14℃ 風速2m 小雨
山頂駅のライブカメラを見ています。
山頂駅で天気図と状況の変化を眺めています
小雨も止んできた様子です。
水をプラティパスに1.5Lとボトルに700ml、お湯をサーモスに500ml持参しているので
ザック重量は16Kg位かもしれませんので、おそらくすぐに汗をかき始めるでしょう。
ですので、前もって
汗のかかないように、少し寒いレイヤリング服装でハードシェルは着ずに出発します
姿見駅の周辺はお花畑です。
シンボルの噴気口からの水蒸気を水面にリフレクションして撮影
この頃になるとTシャツにロングシャツでは暑くて、
TシャツにUVアームカバーで歩き始めます。
雲の切れ間から、本当の山頂がチラッと見えます。
見えますか?
おーシンボルの金庫岩か!?と思いきや、単なる大きめの石ころでした。
あれ? あれが本当の金庫岩か?ニセ金庫岩か?
高根ヶ原の忠別岳から流れ落ちる滝雲が見えます
そして、中央の奥にトムラウシ、右手に十勝岳が薄っすらと見えます。
あーニセ金庫岩
本日目指す白雲岳が一番奥に見えました
旭岳山頂まではもう少しです
本物の金庫岩を間近で見ました
山頂はご覧のようにガスガス
標柱だけを撮影して終了
裏旭キャンプ指定地まで雪渓が続きます
辺りがガスってきました
しばらく歩くと、お鉢平が見えてきました。
安達太良山の沼ノ平火口を思い出し、あれの何倍ぐらい大きいのだろうかと考えています。
そして、北海道第2位の北鎮岳も中央に見えてきました
しばらく歩き、辺りを見渡せば、花畑でした
白雲岳はガスっているので山頂ピストンはパス。
キバナシャクナゲ・コケモモなどがたくさん咲いていて、今が見頃です。
今日の宿泊場所、白雲避難小屋が遠くに見えてきました。
途中、エゾシカを見ました。背ロース旨いだろうなwww。
小屋にザックを下ろして辺りを散策します
明日、歩く高根ヶ原方面を眺めています。寒くなるまで・・・www
白雲避難小屋から眺める高根ヶ原の景色
この時にようやくDJI OM5のジンバルを取り出して撮影しました。
少し重いけど持ってきて良かったと思えた瞬間でした。
4K画質ですので、全画面拡大OKです。
1分20秒の短いタイムラプス動画ですが、どうぞご覧ください。
ここでは、登山を始めたばかりという方や、ドハマリしたという方などが多く利用されて
いわゆる・・・ここを拠点的役割として、
忠別岳にピストンしたり、緑岳を回ったりする人が多く利用する
便利な小屋であることを理解しました。
うんちは持ち帰らなくても良かったです。
使用したうんちを拭いた紙や、今までの便袋を1000円で引き取ってくれるサービスもあり
また大便運び屋さん歩荷アルバイトも募集中でした。
トイレの中の張り紙に、「大便運びアルバイト募集中」の張り紙には笑えました。
そして小屋内には見える所に、大便1000円にて引受中というポスターもまた涙ぐましく
いかに自然を守っていくことが大切なことか、考えさせられました。
この日は、いびきのうるさい人、携帯のアラームを鳴らす人、
いつまでもガタガタと生活音がうるさい人などがおり
ハッキリ言って一睡も出来ずに、ただ横になって寝返りをうちまくって
起床時間を迎えるという一晩でした。
外は、薄手のダウンを着ていても寒気がするほどの気温と風でしたが
小屋内は入場制限で25人程度でしたが、みんなの熱気が強く
私は裸足とTシャツでシュラフは腹にかけて置くだけという・・・
そんな夜の小屋内の気温でした。
シュラフは外のテント内でなければ、4番手あれば充分ではないでしょうか?
一日歩いたGPSの軌跡です
そしてグラフです
累積標高差 プラス953m、マイナス636mでアップダウンが少なく、
距離も10Kmで、歩行時速1.5Kmペースでした。
私はいつも2.1Km~2.5Kmが平均歩行速度ですから、
2割から3割遅いペースだった感じでしょうか?
歩いた時間は6時間53分で
大体こんな感じの初日でした。
ガイドが夕食に出してくれたイカ飯と卵スープは絶品でした。
本日もご覧いただきましてありがとうございました