タイトルで釣ってすみません。
何を言いたいかというと、写真の表現の方向性の話です。
写真って何だ!
自然風景、ポートレート、街角スナップなどジャンルがあると思いますが、
金太郎飴のように、同じではつまらない。
人と違った方向性を見出すことは出来ないだろうかというアイデアや芸術性の事なんです。
川の流れや海のさざ波など三脚に固定して、長秒露光して美しい写真に仕上げていくというのは
それはそれで綺麗でいい写真だと思います。
また夜景などもISOを高くして撮影する方法と、ISOを低くして長秒露光する撮影とありますが
何やら最近、写真に動きが欲しくなってきました。
ストロボを使用した先幕シャッター後幕シャッターなどの技法もありますし、
三脚に固定してスローシャッターによる人の動きなどもあります。
当然鉄道の流し撮りなども動きのある写真になるかと思われます。
カメラの機能の一つに動画撮影があります。
私のカメラにはありませんが、安易に動画撮影を選択してしまえば、
動きを動画によって安直に表現してしまい、スチール写真での表現の技能不足に陥りやすくなります。
故に、あくまでSdQuattroというカメラでは、スチール撮影技術を磨くために使用していますが
これからは、どうやったら動きのある、躍動感を感じられる画像を撮れるのか?
光の魔術師、イルコさんはモデルの女優さんのジャンプした姿や
風にたなびく長いドレスの裾の動きによってそれを表現しています。
先日仙台空港に行き飛行機の撮影をしていた時に、着陸時のタイヤからでる煙をみて
躍動感を感じられるなぁ~と感じました。
川の流れも、一枚の画像の美しさといういうよりも、そこから躍動感やエネルギーを感じ取れるような
撮影の方法は何かないだろうか?
どうしたら動きが出るだろうか?
などと最近考えています。
↑
仕事の事を考えろよという声は・・・横に置いておきますwww
という事で、今の時代、滝が白糸のように流れている美しい写真も、
水の流れという視点で見れば動きの連続を捉えており、
それが一枚になっている動きのある写真という見方もできますし、
そのように動きというものを一瞬という捉え方と連続という捉え方
被写体ブレというとらえ方、カメラ側の手振れという捉え方。
ロシアレンズのグルグルボケが生む写真を見ると酔うようなボケ感。
そういう意味で、ちょっと理系的な見方かもしれませんが、
動きを収める、止まった写真の中でまだ動いているような感じを表現する。
そんな風にできないものかと来年のテーマが出来上がっているところです。
そして再来年は、写真の定義から外れる(写真のアンチテーゼ)
というテーマにしたいと未来を見ています。
本日も屁理屈にお付き合いいただきましてありがとうございました