カウントダウンタイマー | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

今更ながらオペレーションZという本を読んでいます

 

 

小説でありながら、まるで現実の政治の世界の出来事であり、現実の日本の未来であるかのように

 

話は進んでいくところが面白いのですが、その中で一つなるほど上差しと思ったことがあります。

 

一つは地方自治体という存在です。

 

山形県という存在の中に、また44市町村があります。

 

当たり前といえば当たり前ですが・・・・。

 

見せしめの為に財政破綻した夕張市

 

 

 

1.夕張商工会議所が考える破綻原因

 

 

2.鈴木直道氏が希望を語る

 


因みに小説の中では、鈴木直道氏は悪役になって登場しているところも面白い

 

小説の中では、破綻前の前市長の手腕がすこぶる良く、

 

国からの補助金や交付金を多くゲットできる男だったからこそ、

 

毎年多額のお金を夕張市に持ってこれたんだとか。

 

 

そんなお金がもらえる市がなぜ破綻したのか?

 

 

それは、交付金や補助金は、その市が何かモデル事業をやるという目的の為にもらえる訳なのです。

 

 

つまり新しい箱もの事業をする場合の負担金の2/3を国が負担する。

 

つまり1/3は市が負担する。

 

 

その1/3の費用を巡り、日本中にある金融と名のつくところ全てが

 

うちの銀行で融資させてくれと夕張市にたかってきた。

 

 

個人や企業ならば破産によって、借金がゼロになるが、地方自治体はゼロにはならない。

 

 

つまりいくらお金を貸しても、絶対に戻ってくるという貸し先ならば、誰でも自治体に貸したがる。

 

 

市役所の市長のみならず、財政に関わる全ての人たちが、金融関連の人達から高額接待を受けて、

 

ズブズブの関係から、当然のように毎年国から交付金を得て何か事業を行う。

 

 

そして1/3の市の負担金を巡って、

 

日本全国の金融機関が順番に賄って融資するという構図を・・・・

 

 

見せしめとして財政破綻へと導いた。

 

というのがストーリの一部です。

 

 

 

なるほど、一市町村でそんな事ならば、当然、県でも同様にあり得る話です。

 

つまり、このような事が山形県や44市町村で行われているかもしれない・・・・という裏の話が

 

なかなかにして想像力を掻き立てられて、のめり込んでいくのです。

 

現在

 

日本の人口減少化や人口動態ポートフォリオが予測されているにもかかわらず

 

誰も予算縮小や財政立て直しを言うものは居ない

 

それは

 

日本は破綻しない

 

県は破綻しない

 

市町村は破綻させられないのだ

 

そう信じている人たちが多いからでしょう。上差し

 

 

もう一つにアメリカと日本の主従関係もあり、日本の黒字という立ち位置は、

 

貿易関税の点から見て、まずいから敢えて赤字でいることの方が都合がよい

 

そうせざる負えないという見方もあるでしょう。

 

 

果たしてそれで良いのでしょうか?

 

 

国から地方自治体へと分配される交付金によって成り立つ

地方自治体の在り方。

 

 

そろそろ、誰かが、いわゆる野党勢力がそこら辺をつついてもらいたいものだと思います。パンチ!

 

 

私のような、微々たる日銭を稼ぐ・・・イチ貧民が心配してもどうにもならない話なのですが、

 

国からの地方交付金と市民からの税収の何割に当たる借金返済利息割合になった時に

 

我々の市町村が破綻するのだろうはてなマーク

 

人口減少化による税収不足を含め、市町村の財政破綻まで、

 

あとどれくらいの時間が残されているのだろうか?

 

カウントダウンタイマーが作動し始めているのに気づいていないのではないだろうか??

 

という疑問が湧き起こり、

 

ここ最近は、財政の収入と支出のお金の流れが気になり始めているところです。ゲラゲラ

 

市議会議員にでもなって、市のお金の流れや、人口減少に対する施策をこれからどうやっていくのか

 

見てみたいような気にもさせられますねえー?

 

そういう意味で、オペレーションZは、 いい本だなーと思って読み進めています。

 

もし興味があったらいかがでしょうか?

 

 

本日もご覧いただきましてありがとうございましたお願い