生き易さ | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

今日はあえてへそ曲がりが遺憾なく発揮される言い訳・・・それは

 

べき人間

 

こうあるべき、男なのだから、旦那なのだから、長男なのだから・・・

 

と何かにつけて縛る言葉をさらりと使う日本文化

 

誰がそう決めたのであろうか?

 

昔の時代に税金徴収とかの責任者として家長や次期継承者としての自覚を持たせるべく

 

付けた名称なのであろうか?

 

とかく、それに苛まれながら生きている人も多いに違いないし、次男三男は、

 

どうせ俺は出ていく身、長男ばかりが優遇されて・・・・と

 

ルサンチマン心理に陥る人はどれだけいるのであろうか?

 

何事も吉本隆明の共同幻想論やニーチェの奴隷道徳という言葉を知り、

 

自らがその自分自身を苦しめてきた呪縛とも言える、もう1人の自分との決別を果たせたのなら、

 

これほど目の前に素晴らしい現実世界が広がっていたのかと、

 

これまでの人生を呪縛という浪費に費やしてきたことに後悔するかもしれない。

 

それ程世界は生きやすい世界だったのだ。上差し

 


 

そんな風に書けば、こいつはアホか!?と思われてしまうが、

 

そう思う人は呪縛の禍中にいるのかもしれないガーン

 

財布の中に1000円札がある。

 

その額で今、腹を満たすものを買おうと思えば、いつでもどこでも買える訳だが、

 

それを失ったら後はどうするの?

 

という未来を見つめているから生きづらいのであって、

 

10年後にお金が足りるだろうか?90歳の時介護代を払い豊かな生活を送れるだろうかと、

 

悪い意味での未来志向が未来を暗くしてしまう。

 

 

1年後に絶対に生きて要られる保障がありますか?

 

とりあえず今月の支払いを終えること、もしくは今年度の支払い見通しがつくのであれば、

 

どの会社や経営者でも御の字グッゲラゲラなはずなのにも関わらず、

 

欲たかりは数年後、もしくは数十年先を見据えて不安を作ってしまっている。びっくり

 

つまり不安の原因にあるのは自分の欲なのだ。グッポーン

 

逆説的に言えば、ここ数ヶ月生き延びることができそうで感謝しますぐらいに思っておけば、

 

心は不安と反対の安心でいられるのだろう。OK

 

先程の自分が作り出す、・・・・でなければならないという呪縛概念と

 

欲から発生する未来志向という不安を排せば、どれだけ生きやすいのだろうか?

 

そんな奴隷道徳と背後世界を上手に扱って、時には呪縛によって自分にストレスをかけて伸びることを選び、

 

人生に疲れたならば、もしくは生きづらさを感じるようになってきたならば、呪縛を自ら解き放つ思考回路も必要だろう。

 

私は、半世紀生きてきて、ようやく切り替えが出来るように・・・なってきたらしい・・・かも?

 

またもやそんな屁理屈ともいえる事を考えております。

 

本日もご覧いただきましてありがとうございましたお願い