考える事 | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

今日の空

 

 

最近は、幸せボケのためか、危機感が消失したのか?

 

はたまた人生をあきらめたのか?

 

分からなくなってきていました。チーン

 

つまり、何も考えずに毎日生きてしまっていていいのだろうかと?ゲッソリ

先日録画しておいた、「チベット激動の3年」という番組を見て感化されてしまいました。

 

今日の俺は雄弁になっています。まだ酒飲んでないのに・・・・アレ?

チベットにある宗教信仰の僧侶が集まる部落の話です。

 

いつの間にか僧侶が集まってきて、今では1万人が谷間に暮らし

 

お布施で衣類や食料などをもらって生活しながら

 

禅問答の修業を盛んに行っている集落の一つのようです。

 

そこでは、習近平さんが指導者になってからは、名目上の「貧困脱出」というスローガン

 

をもとに中国の漢民族である共産党員に、チベット語の子供たちが中国語の教育を受け

 

長年チベット語を使いながら、信仰を中心にお金とは無縁の生活を行ってきた文化様式が

 

「働いて、お金を稼ごう!」という文化を植え付けられているところでした。

 

チベット自治区も中国化しようとしています。

 

モトイ

 

国民として、「働いて税金を国に納める国民の義務」を私たち日本人も

 

成人になるとともに教えられてきたわけですから、習さんのやろうとしている事は分かります。

 

中国としてチベット自治区もやはり、中国にいつかは帰属しなければならないタイミングがあることも。

 

 

でも、そこでチベット宗教を学ぼうとする方々が、敢えて共産党の「改善」という名目の開発に、

 

逆らわずに、そして住処を失っても・・・

 

逆らえば、もっと同胞への締め付けがひどくなることを知っている彼らは

 

「諸行無常」なのですから、と口を揃えてテレビに語る姿は何とも云えませんでした。

 

ちなみに中国の共産党員になるためには宗教を信仰してはならないのだそうです。

 

国家指導者が宗教の教祖と云ったところでしょうか?

 

 

改めて、自分のことを振り返ってみると、何年も環境に変化がないことで

 

世の中のために何かできないかとか、後世へ何が残せるのか?などの考えを

 

停止してしまっていたことに気が付いたわけです。

 

話が変わりますが

 

現在、世界にリーダー不在と云われていますね。

 

つまり、この番組から垣間見えたのは、指導者や上の人が言っていることに逆らわずに従ってさえ

 

いれば何とかなるという制度が、指導者の卵になる人材を少なくしているのだと気づかされます。

 

 

チベット自治区の僧侶のように、毎日禅問答を繰り返して、全員が切磋琢磨して人を導けるように

 

勉強している方々は、僧侶単体で指導者になれる素質がある訳です。

 

過去にさかのぼると、ソクラテスという哲学者がいました。

 

彼は会う人会う人に問答形式で質問を投げかけたそうです。

 

そうやって、自分の考えを洗練していき、また逆に質問された側にも問題提起すると云ったように

 

哲学を発展させていき、弁証法というかレトリックの発展に寄与しました。

 

アメリカの歴代の大統領には大事な場面ではゴーストライターが書いた文章を読み、

 

民衆を扇動することもあったと聞きますが

 

これにはアメリカレトリックという手法が多く使われた文章だったようです。

 

また日本皇室でもイギリスに留学するのは、本場のレトリックを勉強するためだとも云われています。

 

私も、一人静かに毎日を過ごすのではなく、色んな議題に問答していかなくてはならないなー

 

と思わせれたのでした。

お・わ・り

 

全然関係ないけれど、隣の畑で梅の収穫が始まりました。

 

落ちてしまった梅。

 

何か?もったいないような気もするなー

 

でも、しょうがないよね。病気か何かで落ちたんでしょうねということにしましょう。

 

そろそろ、私の梅も植えてから3年経ちますが、20粒ほど実をつけてくれました。

 

いつ収穫しようかな?

 

本日も、変な記事にお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。