熊野古道「中辺路40Km」を歩いてきました その1 | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

この度はゴールデンウィークを利用してお陰様で行く事ができました。

このシーズン中は熊野蟻詣と昔云われたように、混むのだろうなー。

・・・と思いつつ覚悟して

念願の熊野古道を歩きたい!!!   と思ってから、かれこれ何年か経ています。

四国八十八ヶ所や熊野古道などのロングトレイルをしてみたいと思っていたところに、今年は元号が変わるタイミング

日本の歴史の変わるときは必ずと言っていいほど出てくるのが伊勢神宮。

 

伊勢神宮も行きたいなー

 

そうなれば、やはり熊野古道が近いということで、熊野古道に決定です。

新幹線の指定席や夜行バスなど1ヶ月も前から予約をすべて押さえておき、遅延がなければスムーズに帰ってこれる予定で出発です。

今回は旅のお供に、米沢の山登りで出会った友人と二人での山行になるので、ロングトレイルも不安ではありません。

全体図です

和歌山県の田辺市から中辺路は始まるのですが、アスファルト道なので、山道部分だけ歩くことにして、

滝尻王子という所までバスで移動です。

滝尻王子からは完全に登山コースです。

そして初日の歩いたルートを水色で表示しています。

なにせゴールデンウィークでバスが2時間以上渋滞して、結果的に登山開始が夕方からになってしまいました。

 

滝尻のバス停に到着です

あー山の木々が綺麗だなー・・・なんてこの時点では余裕をぶっこいて、完全に楽勝モードでルンルン気分です。

正面にある熊野古道館にちょっと入って御朱印をゲットです。

熊野古道館を一通り回ったあと、今度は目の前にあるお店で、梅干しを買って発送したり、ソフトクリームを食べたり、登山どころではなく、完全に観光モードの続きです。

まだこの頃は余裕があり、ウェイ!ってな感じで写真を撮りまくっています。

今回はスマホのカメラしか持ってきていないので、画質が不安ですが、なにせロングトレイルの装備で50Lザックに18Kgの重量を40Km先まで運ばなくてはならず、一眼レフのレンズ込み3Kgを増量する気にはなれませんでした。

さていよいよ行きますよー

と思っていたら、足元にギンリョウソウです。エッ!!すげーって感動がありました。

腹が出ている私ですが、胎内くぐり何とかできました。

・・・・が一周してザックを取りに来るので息がとても揚がりました。

1000年も前から、数え切れないほどの方々が、木靴、わらじなどを履いてこの道を歩いたのだなーと感慨深く歩いていきます。

 

遭難救助の為か道標があります。

これは1番ですが、私達のゴールは75番。

遠いです

でも、1歩1歩さえ足を前に運べば、ほらもう2番。   2番かぁ・・・

ご褒美はこの素晴らしい、山並みの景色ですね。

このコースは一般的に展望は多くはないですが、たまに絶景が現れてきます

歩いていくごとに、緑に癒やされていきます

こういった道が続けばいいのにーと思いつつ・・・歩き続けます

鍼師の私としては、ここはお賽銭を入れて拝まなければいけません。

段々と日が傾いてきました。

夕日が綺麗だねーと思いつつ、近くで写真を撮っている人に声をかけられ、成り行きで天空の里という宿に宿泊することが決定しました。

宿が決まったので、夕日が落ちるまで山並みを見続けます。

宿に着いたら早速、持参したウイスキーをごちそうになります。今回は知多を持ってきたよ。

宿のご主人からビールが差し入れられました。感謝感謝です。

 

そして、夜が更けていきます。あーー飲みきってしまい明日から酒が飲めません。

どうしようと思いながらも

友人のウクレレの演奏で、音痴な歌を歌いつつ、酔っ払いながらいつの間にやら寝落ちパターンです

っていうか登山リュックにウクレレ持ってくるのがまた凄いです。

そういえば今日は誰にも合わず登山道歩いたなー

明日は誰かに会うのかなー

蟻の詣ではいつの話?

 

 

その2に続く

 

ご覧下さりありがとうございました。