熊野古道「中辺路40Km」を歩いてきました その2 | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

静かな朝を迎え、気分は最高です。

滝尻王子からの登りが最大の難所と思っていたので、二日目は距離を稼ぐだけだなーと楽勝モードで朝食を食べます。

宿の好意によりコーヒーなど自由に戴けるので、ホテル気分でゆっくりの出発となりました。

宿の方に感謝申し上げます。

初日歩いた距離は4.8Km累積標高差は664mという感じで、

2日目は結果的に走行距離20Km

累積標高差1923mというとんでもない数字となりました。

しかしながら、この2日目の努力でかなり熊野本宮大社が現実的なものになってきました。

 

それでは2日目の朝です

天空のさとからの景色です。今日も良い天気

古道に復帰して、近露王子まで9.2Km長いっすねー

神秘的な光を浴びながら、グイグイ進みます。相棒には無理せず、だめならバスで本宮に行けるからと言いつつも、

お互いに歩ききるぞという意気込みで進みます。

田辺市教育委員会の説明文を読む余裕が生まれてきました。

空もご機嫌が宜しい様子

ここはトイレが洋式で、紙もあり、更に広くて長居してしまいそうないい場所でした。

説明文を読み過去を想像してみます

沢の音や緑の美しさに、蘇りの道という呼称はよく付けたものだと感心しています。

しかし、杉が多いねー、俺はスギ花粉症じゃないから良いけど、花粉症の人は来れないんじゃない

道の駅に合流するポイントでは、間違いなく食べます。

梅うどんの他に、めはり寿司こんにゃく寿司サンマ寿司の3種セットと11時から無料の茶粥も頂いてきました。

食べ過ぎじゃないかって言うくらい腹に入ってます。

牛馬童子のスケールアップ版

こっちが本物ですが、スケールが小さいです。チッチぇーなって失礼ながら思ってしまいました。

なるほど、なるほど、次に進みます

山の中を超えて、ようやく町が見えました。

降ります。

川が綺麗

ここでの目的は美術館

早速入ってみましょう。

んー

近露王子ってなんか呼びやすいよね。「血かーー露かーー」でしたよね。

あれ?そういえば朝の出発時の道標から9.2Km歩いてきたんだなーという感慨を思いながら・・・

いやいや!まだまだ今日の工程はこれからですぞ!と振るい立てて・・・イザー

って進んでいたら気が抜けました。

小学校の近くの空き地が「格安」だって、不動産の知識がある友人に聞くと学校の近くは安いんだってね、うるさいから。

 

でも格安って看板は初めて見た気がする

 

エッ看板の向きって熊野古道歩いてくる人達の方角に向いていませんか?

完全に移住してここに住みませんか?

小学校目の前ですよって表現してません!?

思いっきり看板のアピール感半端ないっす!

あー安倍清明の腰掛け石の集落からの眺望は良いですね。

石の座り心地もとっても良かったですよ。

安らぎの里って感じですが、現実問題として歳をとると病院が近くないと不安じゃないですかね?

私だけですかね?って話ししたら、住めばそういうことを意識しない生活になるのよとの事を友人から返されました。

こういう所は若者の力で維持しなければいけないんじゃないか?と思ってしまいます。

年寄りじゃ斜面歩けないもんね。これも慣れなのかな?

あまりに私好みの景色だったので、何枚も写真を撮っています。

なるほど~ ハイ! 次!次!!

次!!って行ったら継桜王子だって、冗談みたい。

この段差が足に効きますねー。

そして集落をあとにしてまた、山の中へ突入です

 

その3に続く