「学会発表」を久しぶりにきいて思ったこと | いのち、だいじに。

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ヒーリング女医☆かんなのブログ

おはようございます。

誕生日、って書いたけど、そういえば何歳になったんだっけ?と思った 辛口ヒーリング女医☆かんな です。年齢不詳。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

先日、すっごくひさしぶりに

「学会発表」をきいてきた。

 

 

「学会」ってきいたことあると思います。

 

日本産婦人科学会ってのがあるのね。

日本国内で「産婦人科」でオシゴトしてるひとが

原則的に加入してる「団体」。

 

 

加入は必須じゃないけど、

加入してることで

「専門医」の受験資格を得られたりする。

 

 

ちょっと調べてみたんだけど、

日本では

臨床医学に関係する学会が一番多くて

規模もデカいらしい。

 

 

専門医制度があるからだろうね。

 

 

 

で。

学会には

「研究発表会」みたいなのがあるんです。

 

 

 

日本産婦人科学会では年1回。

毎年どっかの大学が担当になって

デカい会場を借りて

参加者をつのる。

 

 

 

 

そこで

大学や一般病院で

研究をしてるひとが

自分の研究の成果を発表するのが

学会発表。

 

 

 

日本で産婦人科関連で一番でかい「学会」が

日本産婦人科学会なのですが、

 

 

それよりもうちょっと小さい単位で

各地方

各都道府県にも

「学会」があるの。

 

 

東京だったら

 

日本産婦人科学会

関東連合産婦人科学会

東京産婦人科学会

 

 

 

で、各々に「研究発表会」があるわけです。

 

 

先日参加したのは

「地方学会」のヤツ。

 

 

研究発表っていっても

「統計とってがっつり研究して」みたいなやつは

『学術的な価値が高い』ことが多いから

だいたいみんな

日本産婦人科学会で発表したがるのね。

 

 

で、地方学会ではほとんどが

「症例報告」なんです。

 

 

 

珍しい病気のひとがいました

珍しい転帰のひとがいました

結果的にこういうことでしたけど診断に難儀しました

みたいな「症例」を「報告」するのね。

 

 

 

学会発表の場に参加できるのは

原則的に学会員のみ。

 

つまり、同業者のみ。

 

産婦人科学会だったら

そこにいるのは全員が産婦人科医です。

 

 

で、

症例報告って

 

これってどれくらいレアで、とか

あとから考えたらもっとこうすればよかった、とか

これからさらにいろいろ検討していきます、とか

 

そんな感じで話をまとめてくんだけど、

 

 

地方学会での発表ってだいたいが

「一例報告」だから

 

ある意味一番「簡単」。

 

 

ほんとに「こういうひとがいました」ってだけの「報告」だから。

 

 

だから、

若い医者が「初めて学会発表する」場所

学会発表の練習場所

みたいな感じなのよね。

 

 

きいてるほうも

「へぇーそういうことがあるんだー」

で終わっちゃうことが多いから、

質問とかもほとんど出ない。

 

 

 

で。なにをいいたいかというと

 

学会発表をみてても

きくひとに意識を向けた発表なのか

自分の満足のための発表なのかって

わかるもんだなぁ、って。

 

 

 

特に症例報告の場合

「珍しいから」報告に値するわけで。

 

 

珍しいってことは

その話をきいてる他の先生方にとっても

珍しいってことで、

 

 

話をきいても

それがどれほど珍しいのかとか

そもそも病態とか用語とかも

いまひとつわからないこともあるかもしれん。

 

 

 

「よくある病気なんですけど、それがこういう感じになるのは珍しいっすよね!」ってタイプの症例報告ならいけど

 

 

「え、その病気ってどういうの?きいたことないんだけど」

みたいなタイプの症例報告なのに

病気の説明がほぼないままで

ひたすら「こういう感じでこういうことしてこんな転帰で」

って話だけをしている報告だと

 

 

きいてるほうがおいてきぼり。

 

 

 

 

学会発表は「自分のキャリアのため」にするもので

周りのひとのために自分の経験を役立てたい

なんて思って発表してるひとはレアなのかもだけど。

 

※デカい学会のときは

いろんな『まとめ』的なヤツが多くて

その中からそこそこ有益なヤツが出てくるので

そういうヤツが『奨励賞』とかもらったりする。

…私も20年くらい前にもらったなぁ。がんばったもん。あんときだけだけど。

 

 

 

 

自分のキャリアのための発表だとしても

発表をするにあたって

「きくひと」にフォーカスをあててるのか

「自分」にフォーカスをあててるのかって

見てればわかるもんだなぁ、と

 

 

 

そして

自分にフォーカスあてて発表をしてる医者は

はたして

臨床医として大丈夫なんだろうかと

 

 

ちょっと思ってみたりしたよ。

 

 

 

 

きっと

学会発表の場と

臨床の場とでは

違うんだと思うけど。

 

 

きっと。

 

 

 

 

 

 

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