シーズンラストは反省しきり | 走るぞ!上州

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ゆっくり走ろう、上州路。中年からのランニング生活。

3.15オーバー。

アップの流しから太ももが重く、ついでに腹回りも呼吸もきつくて準備不足が身に染みる中、高橋尚子さんのストレッチや掛け声で気持ちを切り替えてスタート。


なんと言ってもシーズンラストなので、撃沈覚悟でさほど離れていなかったペーサーについていった。YouTubeでペーサー戦略を話していた方で信頼できる方。背が小柄なのが意外だったが、折り返しなどでみると、もう一人のサブスリーペーサーが早すぎる中、現実に役割を果たしていてすごいな、と思った。


出だしの一キロでなんだか辛い。嫌な感触は5kmではっきり。今日はこのペースは無理だ!ということで、人は人、今日の自分にあった走りきれそうなペースで進む。と思いながら善光寺大門前を通過して気持ち良い下り。


ピッチとフォームを意識してなるべく無心。二年前な景色を結構覚えている。エムウエーブに向かう折り返しでエリートランナーの美しいフォームを目に焼き付けたが、自分がその位置にきた時は既にヘロヘロし始めていた。


有料道路付近から河川敷が中心の田舎道。ザ、ナガノ。ハーフを過ぎて91分超え。5kmで諦め、残りの距離に絶望してから随分と走ったし、上出来なタイムとも思いつつ、残りのエネルギーには不安しかない。つくばでサブスリーしたハリー杉山がリタイアしたのか、道端で汗だくのままインタビューを受けていたのを尻目に足を動かす。


長い長いスライド区間。250、サブスリーのペーサーとすれ違いながら、意外と近くて驚くが、追いつける気は全くしない。少し進むと川の土手、そして高速沿いのフタコブラクダ。昨年、この辺りで足が止まり、サブスリーペーサーに追い越された悪夢のエリア。今年はすでに死んでいる。だいぶ前に追い越したゲストランナーの西谷さんにも追い越され、完全にトボトボ消化ジョグモード。給水で立ち止まって飲んでいたら、担当のおじさまに、いらっしゃいませ、と声をかけられた。


残りは10km、でもジョグもきつい。曇りで程よい気候ながらのこの状態は少し悲しい。前回は遠くに雪を被った山々が見えてハイランドな感じだったが、今回はモヤのせいか、暖かいせいか普通の山々。延々と続く土手道をトボトボ。ラスト5kmあたりだったか、給水し過ぎてお腹が気持ち悪くなり立ち止まって腹をマッサージ。少しして走り出し、被り水をかけてもらったら、タイミングが合わず背中がびしょ濡れ、なんてトラブルもありつつ、ラストの大通り。これが意外と長い。はるか遠くの陸上競技場が少しずつ近づいてくるにつれ、やや元気が出てようやく追い越しモード。やっとやっとの競技場に入る砂道を通り、人工芝を無闇に動いてゴール。


タイムは散々ながら、5km時点の絶望感からすれば、上出来、なのかな?ただ、準備の過程で反省こうもくは多々あり。まずは体重。少なくともこの一ヶ月で2、3キロの増で増え過ぎ。途中でマズイと思いつつも全く自覚が足りなかった。あとは練習不足。これは一つにはフルを詰め過ぎなのがいけない。秋からの今シーズンのフルはなんと7本!大会を絞ってそれに向けて仕上げていく方が成果が上がるのだろう。年齢的なものも踏まえつつ、もう、完走コレクターは卒業して、次は記録にこだわって行きたい。