何と二年連続で表彰台という、相性良すぎる大会。年代区分やら対象順位が10位までとか好条件ながら、自己ベストをこのタイミングで出したのはとっても嬉しい。
本来なら、来週からのフルマラソンに備えて抑えたペースで行く方が良いんだろうとは思えど、今日は、ここ最近のよろしくない体調具合から徐々に上向きになってきたような気がするタイミング。チャレンジングながら刺激を入れてみようかと、キロ4付近をターゲットにスタートした。
出だしは足取り軽くkm3分台。昨年7km付近で追い越せた有名女性ランナーやヤマダデンキのゲストランナーが少し前にいて軽やかに走っている。このペースだと早々に潰れそうなのでkm4マイペースを再び意識。前半上り基調なので無理しすぎずあわよくば後半下り勝負と言い聞かせる。ただ、思った以上に心肺がキツくて少し不安あり。
遥か遠くまで見える直線コースで前を見るとメンタルに良くない。自分のフォームに集中して淡々と足を動かし、ゼエゼエ言いながら折り返し。直前にすれ違ったヤマダデンキのゲストランナーは直線ながら姿が見えず、地元の女性ランナーはかろうじて背中が見えた。ここから追いつけるかな、距離ありすぎか、と思いつつ、自分の動き、体の具合に従って進むのみ。
タイム確認は最初の二キロまで、そこから体感。キツくなったら少し落としてピッチを意識。下りは好きなのがこのコースとの相性の良さか。時折前を見て例のランナーとの距離を確認、徐々に近づいて来ているが一気には縮まらない。皆さんきついのは同じ。遠くに大学の建物、短い距離の折り返し地点で人数が増えて市街地、というカウントダウン。
このあたりで地域の男子中学生が追い越された途端にペースを上げて私に並走してきた。きつい中、なんだか同士になったような気がして百メートルくらい一緒に走る。離れかけたとき、左手で、ついてこい！と合図を送ってみたら、また並走してきたのが少しほっこり。昨年の箱根駅伝2区の再現か、と思ったが中学生はすぐに離れてしまった。
残り二キロ。ふと気づくと例の女性ランナーまであと10メートルくらい。こうなるときついなりにパワーが出る。なかなか一気にはいかないが、残り1kmを切り半分近くでとうとう捉え、並ばずに前に出た。最後の最後で会心のパワー。ペースアップしただけにラスト数百が心臓が壊れそうな恐怖まで感じつつ、ようやく、ようやくのゴール。しばらく呼吸が正常化しないくらい出し切った。
なんだかなあ、の睡眠の質低下からの体調イマイチ状態からの今日のレース。これを持って完全回復、上向き、絶好調！とは簡単にいかないとは思うが、少しでもベクトルが上振れすると嬉しい。