初詣ロングラン | 走るぞ!上州

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ゆっくり走ろう、上州路。中年からのランニング生活。

今日は榛名山のふもと、水澤観音までのロングラン往復38km。

 

実家にいたときから、この水澤観音は節目節目で訪れておみくじを引く、というのがマイルール。このおみくじが神がかり的に書いてある内容がしっくりくる、他の追随を許さないおみくじというのも私の中での大きなポイント。ちなみに「凶」の出る確率は異様に高く、感覚的には2回に1度で、時に大凶も遠慮なく出る。その時も書いてある内容がこれまた納得できるものであって、そのときの心象と合致しているように思えて怖さもあったりする。

 

子供の入試の手伝いの後、やや風の強い中スタート。実はもともとマラソン大会の予定を入れていたのだが、入試当日ということを失念していて無念のDNS。その代打イベントの意味もあって、せっかくなのでそれなりに覚悟のいるチャレンジへ。というのも、このコース、途中から箱根駅伝5区もものならずの坂登りとなる。上昇区間だけ見れば8kmで400m上昇で、箱根駅伝5区では距離23.4kmで標高差864m。ペースはまったく違うので比較にはならないだが。

 

上りもピッチとフォームを意識しつつ、スロージョグであれば体力も温存でき、充実感をもってゴールまで。そして念願のおみくじは・・・久しぶりの大吉!思わず家族にLINEしてしまった。

 

そして下り。コースを変えて自衛隊駐屯地方面からの帰宅。ここは古くは司馬遼太郎が徴兵後に一時期駐屯した場所で、ここからの景色で、関東平野が開けた平野であることを実感した、とか何かに書いていた、まさにその場所。さらに戦後まもなくはアメリカ兵の駐屯があった中で起こったジラード事件。確か、榛東村村長の奥様か誰かがアメリカ兵が試射した薬きょうを拾いにきていたところを、ジラードとかいう兵士が面白半分で撃ち殺し、占領軍ということで裁かれることもなく終わったとかいう事件。実は私の実家はここから数キロのところで、子供の頃に自衛隊祭りで戦車に入ったこともあり、一緒に来た祖父が兵器を見て戦時中に同じような武器をいろいろ操って活躍したようなことを嬉しそうに話していた景色もあったなぁ・・・などなど、そんなことも思い出しつつ、駐屯地をぐるりと回り、入り口付近に展示されている61式戦車、74式戦車をちらりと眺めていざ帰路へ。

 

10km以上下りつつ、徐々にダメージを受けて残り5kmくらいの平地が登りのように・・・まさに箱根駅伝6区の残り3kmのような、とか夢想しながらどうにかこうにか自宅まで。はるか彼方に眺める山まで自分の足で走って帰ってこれる、という環境、健康状態になによりも感謝!