Teachers College (Columbia) 留学記 -16ページ目

Teachers College (Columbia) 留学記

2013年秋から、ニューヨークにあるコロンビア大学ティーチャーズカレッジで生涯学習(Adult Learning and Leadership, Master of Education Program)を学んでいます。
日々の学びの振り返り(Reflection)として書いている日記です。

 
今日行ってきたのは、NEW CITY ART FAIR。Chelseaで行われています。
教育・学びのコミュニティで知り合った方が出展されていたので行ってみました。

  
こちらの92 art studioホワイトシップというコミュニケーションアートを専門にする組織が運営しています。EGAKU Workshopという人材育成ワークショップも行っています。

軽い気持ちで行ったのですが、簡単な説明を受けることでアートへの考え方がガラリと変わる瞬間を体験。それは絵を使った、リフレクション、自己との対話について。絵の解釈の仕方について。
たった10分-15分の会話だったのに、すごい経験をした。

特に、感動したのが絵との対話、絵の解釈の方法。
解釈の余地のある絵の中に自分が入ったとして(入ったと想像して)、そこには何が見えるのか?何が聞こえるのか?どんな世界観なのか?どんな色なのか?

中に入り込んでしまって、外から客観的に見ない。そして、解釈は自由。

そして、その後は絵を違う角度から見てみると、どんな視点の変化が現れるのか?
全然違う視点が得られます。

「絵の中に入っていく」という、ある意味積極的、能動的な絵の見方というのは初めてでした。今日は、絵の中に入って解釈してみた。
正解はないとして、思ったことを言ってみた。この姿勢も大事だと思う。


そして、他の人の解釈を聞いてみると、自分の解釈との違いが結構あるということ。自分は見たいものを見たいように見ているんだなと実感。

 

John Jeweyの“We do not learn from experience... we learn from reflecting on experience.”という言葉のように、Adult Learningではリフレクションの大切さを何度も何度も言われます。

その中でも今日は、アートを活用したリフレクションの威力をまざまざと見せつけられた気がします。
 

  
今日はWest Pointへ行ってきました。同じニューヨーク州にあり、グランドセントラルから電車で約1時間。友人が、こちらでリーダーシップに関する授業をしているため、視察に行くことに。
アメリカの大学院には、軍人の方が非常に多く、その多くの人達がこちらの出身です。TCには、Eisenhower Leader Development Programというものがあり、このプログラムを活用してウェストポイントの軍人がTCで学んでいます。
また、West Pointはリーダーシップ開発が優れていることで有名であり、多くの本が出版されています。

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West Pointは、Revolutionary Warにおける戦略的な拠点として作られたそう。
写真のHudson Riverからイギリス軍が攻めてきて、もしここが落とされると一気にアメリカが攻め込まれることを避けるため、戦略的に重要な場所であったようです。1800年になり、トーマスジェファーソンが陸軍士官学校として認可したそうです。

 
West Pointの博物館にも行ってきました。元々、この建物が本部だったそう。

 
やはり、Hiroshimaのことも触れてありました。

 
 
右下の書類が、第二次世界大戦のInstrument of Surrenderです。第二次世界大戦を終わらせた文書。

 
原爆の原寸大。大きいね。


友人の家は、WestPointの敷地内にあります。広大な敷地なので、ショッピングモールからグローサリーストア、ガソリンスタンドなどもあるため、基本的には敷地内で生活が可能です。
ただ、士官学校ということもあり、敷地内に入るためにはIDの提出が求められました。

WestPointの組織から学ぶことも多かったのですが、軍人である友人から得られる示唆も大きい。彼はWestPointで働きながら、TCでは今学期5つの授業を取り、かつStudent SenateとしてTCの生徒のために働いています。
そして、次なる目標は、日本の防衛大学校への留学とのこと。
常に現状に全力を尽くし、かつ、将来への夢を持ち続ける彼から学ぶことは多いです。

士官学校の視察という新鮮な一日。行って良かった。

 
静かに迫っているThe Learning Organizationのペーパー。 来週の月曜日。
とりあえず、今回のペーパーは組織を分析するためのフレームワークを紹介してくれとのこと。

分析のフレームワークはAndreadis(2009)のThe Open Systemにする予定。
このフレームワークは、システム理論を使ったもの。システム理論とは、組織は別々のセクションの集まりではなく、すべては有機的につながっていて、一つのProcessing Unitとして機能していること。

要するに、これなんだけど…小さくて見にくいですね。これは、Andreadisの論文より。
 

要するに、インプットがあってそれがProcessing Systemを経由して、アウトプットへとつながる。
Processing Unitが組織。学習する組織を考えるとき、システム理論は個別の部門だけを見るのではなく、組織全体を見る。なぜなら、それはすべてつながっているから。

そして、Andreadisは組織は4つのSubsystemに分かれるとも主張。こちらも、Andreadisの論文より。
 
4つのサブシステムから構成されており、それぞれが①Governance subsystem  ②Management subsystem ③Work subsystem ④People subsystemです。

それぞれの役割は、
Governance systemが組織のミッションやビジョンを決めたりします。
Management subsystemがそれらの戦略をオペレーションに落とします。
Work subsystemが実際にインプットを製品にします。
People subsystemは従業員がどのように考え、感じ、行動を起こすかに影響を与えます。

そして、それぞれのサブシステムが「学習」という観点からどのように影響し合うのか、この点について調べようと思っています。たぶん、こんな感じのペーパーになるのではないか。

成績にも影響ないので、気軽に書こうかなと思いますー。土曜日の夜と日曜日で終わらせます!

Reference: Andreadis,,  N,. (2009) Learning nad organizational effectiveness: a systems perspective, International Society for Performance Improvement 
Strategic Thinkingに関する授業。Julia Sloanという戦略思考のコンサルタントがゲストスピーカーでした。

そもそも戦略思考とはなんなのか?授業で受けた説明は以下の通り。
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An approach to strategy based on critical theory that requires a specific set of advanced-level and complex cognitive functions that are distinct from these required of strategic planning.
The intent of strategic thinking is to suspend problem solving and to engage in a rigorous process of divergent thought and challenge of the underlying premise of a strategy, as a means of innovation and sustainability. (Sloan, 2015)
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Strategic Thinkingは、問題解決やStrategic Plannningとは異なり、イノベーションやサステナビリティを実現するためにより抽象度を上げて物事を考え、かつ戦略の前提を疑うというもの。
Strategic Planningは、ロジックを用いて物事を収束させる方向に進んでいく一方、Strategic Thinkingは感情、感性、勘などを使ってよりdivergeさせ、広げていくところに違いがある。

Adult Learning and Leadershipでは、Lyle York教授がこのStrategic Thinkingの研究をしています。先日、他の授業でゲストスピーカーとして話をしていた時に、リフレクションにおける感情、感性の重要性を指摘していました。ロジックによるリフレクションも大事なのだが、それは一面に過ぎず、感情や感性を総動員したWhole Personなリフレクションが大事だそう。
あの考えは、Strategic Thinkingにつながっていたのだね。
(参考記事:2014年9月24日Heron's Cenceptualization of Modes of Psyche and Ways of Knowing
今日学んだ内容が、こうして少しつながって良かった。

明日は、17時からAction Learningのミーティング。それまでに学習する組織のペーパーを書いてしまおう。


昼に、アクションラーニングのインタビューを実施しました。昨日に引き続き、カンファレンスコール。

なぜか他のメンバーが来なかったため、急遽僕がカンファレンスコールの進行をすることに。気持ちの準備があまりできてなかったのですが、もはややるしかなかったのでチャレンジ。経験値アップ。


今日、カンファレンスコールを進行してみて感じたことは、英語が聴き取れる、聴き取れないってその時の本気度に大きく左右されるのではないかということ。

「僕がやるしかない」と覚悟が決まると、いつもより英語がはるかに聞き取れるようになります。


当然、チームでやってる時も本気でやっているつもり。けど聞き取れない。
それは、チームでやってる時は、正直なところ他のチームメンバー、要するにネイティブの方々に無意識に任せている部分があると思う。

「僕がすべてわかってなくてもいいかな」的な甘えがある。結果、無意識で手を抜くため、聞き取れない。


リスニングの際の本気度は、今後意識すべきテーマかもしれません。

他のチームメイトに甘えない。自分でやる。オーナーシップを持つ。



そして、今日は他のメンバーの質問の仕方から学ぶことが多かった。

ネイティブであっても、カンファレンスコールはかなり難易度が高いそう(聞き取りにくい&相手の表情が見えないから意図を理解しにくい)。

何度もパラフレーズをして相手の意図を理解しようとしてる姿を見ていて参考になった。その方はConflict Resolutionの専門家なので、パラフレーズが抜群に上手。真似できるようになりたい。



アクションラーニングは、実際のテーマを扱いながら、参加者の学びにもフォーカスするプログラムです。そのため、各アクションの振り返りも大事にしていきたいです。

チームのメンバーにもまた共有しよう。

統計の授業で、中間テストの実施が一週間遅れることが発覚。最初の週が、吹雪のために授業がキャンセルになったためです。
春休みを挟むので、3週間後に実施になります。なんか気が抜けた。ゆっくり準備をすることにします。


火曜日は、Action Learningのミーティング×2と統計の授業。こっちは1日中気が抜けない。

朝は電話でのミーティング。
とにかく電話で英語を聴き取るのがほんと難しい。他の人達はネイティブだから聞き取れてて、僕だけわかってない状況になる。けど、毎回話をストップするのもどうかなあと遠慮をしてると、あっという間に取り残されます。
しかも、このミーティングは顧客と話をしているため、何度も話を聞き返してると申し訳なくなります。

そして、今日は夜のグループのミーティングでも、1名が学校まで来れなかったためその方は電話での参加。こちらのミーティングは学生のみなので、途中でストップすることもまだ可能。「ちょっとclarifyしていい?」と質問してます。
ここは練習あるのみ。

昨日、今日、明日と3日連続でAction Learningのインタビューが続きます。明日も電話会議。
明日でインタビューラッシュがひと段落するので、そこまでがんばります!!



2月に撮った写真ですが、ニューヨークは今日もこんな感じです。道路が凍っている。


まず、朝はAction Learningのインタビューへ。

今日は、実際の顧客に対するインタビューではなく、僕のコースに所属してかつ病院で働いている方へのインタビュー。

パイロットインタビューと呼ぶそう。


僕らが病院のスタッフの方々にインタビューする時に、的を得た質問をしているかをチェックしてもらいました。実際に、働いている人からのフィードバックはありがたかったし、同じコースの人なので気軽に相談もしやすい。


明後日に、電話で一発目のインタビューがあります。いよいよ始まるな。




お昼には、アカデミックアドバイザーと面談。卒業研究について。

前に進んだ感がある。今日、話をしに行って良かった。



夜は、「学習する組織」の授業。以前も言いましたが、とにかくこの本が面白い。

なんか、僕の求めてある答えが書いてあるっていう感じなんです。



Edward D. Hess 教授。Darden Graduate School of Business で教えているそうです。


HP の自己紹介によると、

His current research focuses on applying the science of learning in a business environment: learning cultures, systems and processes.

これってAdult Learningそのまんまじゃないか。いつか会ってみたいな。Virginia行ってみようかな。




明日は火曜日。

ミーティング→統計→ミーティングの日。がんばります!


3月になったというのに、今日もニューヨークは雪が降っています。

Action Learningのプロジェクトが、少し前に進んだ気がする。良かった。
クラスの窓口としていろんな人にコンタクトを取ってます。結構、急かしてしまった。けど、まだあと一人から連絡をもらってない。早く返信が欲しいなー。

早めにスケジュールを確定したい人であるため、周りを急かす側になることが多いです。アメリカに来たら状況は変わるかなと思ったら、そうでもなかった。
「○○は今、どういう状況?そろそろこうなってないとまずくない?」
「○○に関しては、いつまでに終わらせようか」
的なことを言って急かしていることが多い。本音としては、僕が急かす前にやってほしい。

その結果、起こることは、僕がスケジュール管理やインタビューのアポイントメントなどをすべて担当することになります。スケジュール管理が上手でない他の人に任せると、僕の他の計画(ex. 勉強など)が狂ってくる。 
短い締め切り期間で「○○やってください」と言われたりする。
もっというと、締切前日に「今日は徹夜だー」とかで巻き込まれる。
そうなる前に、僕から失礼にならない程度に提案を入れます。

ちなみに、仕事であったり、みんなで遊びに行くときは当然ながら、徹夜もします。
ただ、少しの計画性で避けれる徹夜、避けれるストレスってあると思うんです。そして、ストレスがたまった状態になると、自分にベクトルが向いて人のことを構ってられなくなる。それは、教育者としてあまり良いとは思いません。
常に少し余裕を持っていて、人を気遣える状態である自分でありたいんです。


その点、僕のグループメンバーはしっかりと計画性を持って行動をしていると思う。
今学期のチームは素晴らしい、ほんとに。

今週は、結構Action Learningに関してやることが入ってきた。がんばろう。
統計のテスト勉強もがんばります!



「1903年、H・G・ウェルズは将来、統計学的思考が読み書きと同じようによき社会人として必須の能力になる日が来ると予言した」(参考リンクはこちら

統計、がんばろう。



なかなかやることが詰まってきた。今学期のがんばり時のような気がする。


統計

・3月10日テスト。今日中に一周してしまいたかったのですが、間に合わず。

数学の勉強していると、他の科目と比べて集中力が必要なのか、すぐに疲れます。慣れてないからなのか、どうなのか。


1回目のホームワークは、20点満点中19点。良いのか悪いのかわからない。

宿題は自分でやるだけじゃなくて、他の人にチェックしてもらったほうがいいかもしれないな。やっぱりミスが生まれるね。


Action Learning

・明日、急遽カンファレンスコールでミーティングをすることになりました。

パイロットインタビューが2日後の月曜日に決まったらしく、その準備を明日進めることに。準備して参加したいけど、他の勉強もあり少し厳しそう。


そして、火曜日のミーティングの進行が僕なので、その準備もせねば。


The Learning Organization

・3月9日にペーパーを提出予定。"Detailed description of analytical framework to be used."というテーマ。Frameworkは、Andreas (2009)の4つのサブシステムを用いたものにするつもりです。明日、一回書いてみよう。


そして、明日までに、ディスカッションボードにもう一回コメントを書こう。



Developing and Managing Adult Learning Programs

・春休みに入るまでに、プレゼン内容を決めるそう。時間があれば、少し考えておこう。




授業以外にも、卒業研究などやることが目白押しです。

まず、明日は

①アクションラーニングのミーティング 

②学習する組織のペーパー 

③統計の勉強&授業準備 

の3つになるかな。



3月10日までこの感じでいきそうだ。

頑張ります!!!!




今日は、統計の勉強。3月10日が中間テスト。

統計の基本的な概念を学び、研究などに使えるようにするためのコース。


中間テストの範囲が1章から8章まで。

授業では6章まで終わりました。


今できることは、1章から6章までの復習をしっかりしておくこと。分からない点をなくしておくことと考えています。


今は、わからない問題があればyou tubeとかで調べられるのがほんとに便利。基本的なレベルはほぼすべてネットに載っています。

本だけではわからない箇所は、動画でチェック。そして、日本語のサイトでもチェック。今日も、何度も何度も見てました。


明日までに6章までの復習を終わらせてしまいたい。んーギリギリかな。学習する組織のペーパーもやらないといけないし。




そして、今日は少し卒業研究に関して教授と相談していました。Adult Learning and Leadershipは卒業研究の提出が必要です。12月に提出すればよいので、まだ少し時間はありますね。


目標は、「博士課程に進学する際の出願書類にこのペーパーを提出しようと思えるレベル」にすること。

そのため、テーマ設定から慎重に選んで進めていこうと思っています。そもそも博士課程に行くかどうかは未定なのですが、念のため。


たぶん、テーマはResearch on Organizational Learningの授業で扱った、アメリカにおける産官学連携になりそう。個人的な情熱はそこにあるのですが、それがほんとに卒業研究に値するテーマ設定なのかどうかを考えないといけない。(参考記事:2014年4月30日ペーパー提出!)


そのため、今日相談していた教授は、Research on Organizational Learningでお世話になった教授でした。今まで受講したコースの中で、最も厳しかったけど、最も勉強になったコースの一つ。(参考記事:2014年5月19日:春学期の成績開示


電話の一言目に

「最低限の成績が取れたらよいくらいの低いモチベーションでくるのであれば、私は手伝う気はない。それでも大丈夫か?」

と、早速先制パンチをもらう形となり、若干ビビりました。

相変わらずの容赦ない感じなのですが、ちゃんとついていけば間違いなく良いものができると言い切れる先生。その点は少し楽しみでもあります。


とはいえ、厳しいんだけど、同じコースの教授と話をする際、僕の様子を気にかけてくれているそうです。

「Tetsuyaはがんばってるか?」と。

今日も、「他の教授からTetsuyaは頑張ってると聞いてるよ」ということを言ってくれました。ありがたい。



大学院に来た証として、この卒業研究はがんばりたい。

良いものを作ろう。



来週月曜日は、アカデミックアドバイザーとも卒業研究に関して相談する予定です。

少しずつ進めていきます。