春休み初日。卒業研究のテーマ設定のために、日本の現状を少し調べておきなさいというアドバイスをもらい、それを行っていました。
今日は、
教育再生実行会議の第六次提言である『「学び続ける」社会、全員参加型社会、地方創生を実現する教育の在り方について』という資料を読みました。
こんな提言が出ているとあ。興味のほぼど真ん中だ。
特に興味があった箇所が、
1. 社会に出た後も、誰もが「学び続け」、夢と志のために挑戦できる社会へ(p. 4)
p4で触れている「大学などを若者中心の学びの場から全世代のための学びの場へ」と提言されています。
日本の高等教育における25歳以上の入学者って、たしか2%だったと思うのですが、それをもっと上げようということだよね。
実際、提言内容でも触れているんだけど、日本の場合は大学で学ぶ内容に対する不信感が強いので、それを払しょくすることが大事だよね。質の確保。
まぁ確かにAdult Learningの観点から、本からよりも実際の経験から学ぶことの方が大きいんだけど、それはアカデミズムを否定することにはならない。
経験から効果的に学びを得るためには、体系だった理論が参考になります。
そして、学んだ内容をちゃんと評価されるような仕組み作りも不可欠。例えばMOOCを修了しても、人事の採用担当がそれに価値を見出してくれないのであれば、正答な評価を受けられない。高等教育での学び直しも同じことが言えるのではないかと思う。
2. 多様性(ダイバーシティ)を認め合う社会へ(p. 7)
「教育の在り方についても、多様な経歴をもつ人々が、それぞれの能力、可能性を最大限伸長し、活躍する全員参加型社会の実現するものへと根本的に転換することが必要」(p. 7)
その中で触れられていた、「失敗を経験しても何度でも再チャレンジ可能な社会を実現すること」という言葉。セカンドチャンスがあるというのは夢があるよね。(参考記事:2014年6月7日
セカンドチャンス)
学校教育でうまくいかなかったとか、会社すぐ辞めてしまったとかいわゆる失敗をしてしまった方にとって、再チャレンジの場があることって重要だと思う。Adult Learningはそれを実現することができます。
この提言を読んでいて、教育に関する議論の中で、「生涯学習が大事だ!」と説得力を持って言うためには、まず教育全体を知る必要があると感じています。教育全体の中で生涯学習がどのような位置づけにあって、そしてそれはどれくらい大切なものなのか。限られた予算の中でどれくらい配分するべきなのか。
こうやって、教育再生実行会議の3つの分科会の一つとして挙げられるほど、生涯学習の優先順位は高いのだと推測します。
個人的には、生涯学習は学校教育、社会教育を包括したものであるため、まず生涯学習という枠組みで教育を考えて、その後学校教育と社会教育に分けて考える必要があるかと。今は、学校教育を重視しすぎており、それは変化の早い社会に対応できているとは思いません。
定期的に日本の状況を調べておかないと。アメリカの大学院に来ると、日本の状況が掴みにくくなります。
最終的には、日本の生涯学習の発展に貢献したいと思っているので、日本の現状も少し押さえつつ、アメリカの教育の研究をしたいです。
今日は他にもいろいろ読みましたが、これくらいで。