
正義という言葉は実は好きではない。
それは、この言葉が「道具」として安易に利用されるからです。
特に「悪行」の理由付けとして利用されるとき、「悪行」自体に歯止めが無くなるからです。
人を酔わせる媚薬のような言葉の響き・・・・
それが歯止めを失わせる。
老子曰く
道を失いて而る後に徳
徳を失いて而る後に仁
仁を失いて而る後に義
義を失いて而る後に礼
それ礼は
忠臣の簿にして乱の首(はじめ)なり
前識は 道の華にして愚の始なり
・・・・・老子 道徳教 38章より
最初に「道」があり、その後に人としての徳が生まれ、徳が失われて仁が生まれ、仁が失われて義が生まれ、義を失った人間が辿りつくのが礼である。
特に礼などというものは、人々から真心や信義が失われた後に作られたものであって、これこそが社会を乱すもと。
仁や義や礼といったものを知識という形で教え込もうとすれば、「道」からはずれた愚か者を生み出すだけである。
そして、その後を付け足して言うなれば
礼が失われ乱がはじまり、正義が唱えられ始める
正義とはそんな程度のものという認識を持っています。
「乱」を「正当化」するための「義」のようなもの
それが正義なのかもしれません。

確かに・・・・
「正義」とは「乱」を審判するための「秤(はかり)」なのかもしれない。
だが、そんなことはわかっていても「正義」に頼らざるを得ない場合もあるかもしれない。
その「秤」をもって「乱」を静める必要があるからです。
天秤座・木星と射手座・土星
それらがもたらす審判は、整理しきれなかった「業」なのだろうと思う。
剣を掲げ秤を携える正義
それはまるで、宝塔を掲げ槍を携える「毘沙門天」の姿に似ている。

たぶん、先週の Open the door から始まった血の滾るような正義
あえてその「焔」を敢えて消さないために・・・・
陰陽五行の「火」のアロマブレンド
を試みたいと思います。
ヒソップ
排除の剣と名付けられるこの精油は強力な「浄化」の炎のように、自己と周りの境界を明確にして、自分に悪影響を与える環境に潜む邪気を浮き上がらせて、そこから受ける「業」の影響を取り除きます。
そして、恐れる心に勇気を与えて前進する力を取り戻させてくれるでしょう。
シダーウッド
危機に際して安定させる力を授けてくれるこの精油が、揺るぎない意志を与え、変容する現実にも動揺することなく悪業と対峙できるでしょう。
パルマローザ
ハートのチャクラに働きかけるこの精油が、感情を穏やかにして事故を忘れることのないように、「心」と「神」に対する抑圧を一掃してくれるでしょう。
正義はあくまで乱を静めるための「手段」であります。
感情で正義が暴走して
怒りの炎に焼かれて「本来の道」を失わないように・・・・・
そんなブレンドにしてみました。

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