…ということで、少々ひいこらした後、車山頂上の一角と思しき広いところにでました。目の前には、遠くからでも「ここが車山ですよ」と教えてくれるドーム型の気象レーター観測所が、1999年から稼働中であるとか。

 

 

手前に鳥居が見えているのが車山神社。山の上のお社とはまま見かけるところですけれど、ここでは諏訪大社ゆかりであるのか、四隅に御柱が立っているのが独特なところですかね。もちろん諏訪大社の御柱ほど巨大ではありませんが、ここまで巨木を引き上げるのは何にしても大変でしょうなあ。

 

 

と、ここで一度登り来た道を振り返ってみることに。リフトの途中駅からとはいえ、登ってきたな感のあるところをひしと感じておくといたしますか。

 

 

白樺湖ごしに蓼科山の独立峰が…あいにくと雲隠れ。右手方向には八ヶ岳の峰々の連なりが望めるはずなんですが、これもまた雲隠れでありましたよ、残念ながら。ところで、観光客の方々は右側に見えておりますリフト・スカイパノラマでもって、すいすいと上がってくる。お目当ては車山神社の裏手に設けられた展望テラス(スカイテラス)からの眺めでしょうけれど、やっぱり雲量多しでしたなあ。

 

 

好天に恵まれますと、左手の八ヶ岳と右手の南アルプス山系、それぞれの山裾が交差するあたりに富士山が望めるはずなのですけれどね…。ともあれ、テラスのあたりは観光客多め(わざわざ外国からまでも…)でしたので、もそっと先にある山頂標識(そっちが本当の山頂ですかね)の方へと向かいます。

 

 

改めて、車山の頂上(標高1925m)に到達です。眺めはちょうど、展望テラスとは反対側を眺めやることになりまして、ここからずうっと先へ、頑張って頑張って歩いていけば美ヶ原にたどり着くはず。ですが、今回はそこまで頑張るつもりありませんですよ。なにせ運動不足をこじらせている身ですのでね(笑)。

 

 

そこで、ぐるり360℃の展望を眺めやったあとは、登ってきた道とは別ルートで「車山肩」といわれるところまで下りていきます。あたり一面が熊笹に覆われる中、ちょうど左側中ほどにちょっと木立が見えておりましょう、あの辺りまで下りますと、観光道路として夙に知られるビーナスラインと近接しておりますので、昼飯どころには困らないであろうという算段でありますよ。では、いったん下りにかかりましょう。