すでに初夏のような陽気に慣れ始めた頃、不意打ちで肌寒さが戻る雨降りの朝となりましたが、昨日はほどほどにお日柄もよろしく、ちと自転車で遠乗りに出かけたのでありますよ。

 

途中に3か所ほど立ち寄りスポットを設けた周回コースで、全行程では25kmほどになりましたか。マラソン選手にとってはハーフマラソンくらいで、あっという間に駆け抜けてしまう距離ですので、これを遠乗りとまで言ってよいかどうか。ま、日ごろ運動不足をこじらせている身にはくったくたでしたけれど(笑)。

 

折しも南風が強く吹いておりまして、コースの途中で南北に長いルートを行き来する部分があったですが、北に向かう際にはすいすいで気付かなかったものの、戻りの南下では時折ペダルが漕げないくらいに煽られることもあり、「脚に乳酸、溜まりまくりだな、こりゃ」と。

 

ですので、途中では当然に腹が減ることにもなりまして(ま、昼時でしたし)、通りすがりでたまたま見かけた、こんなお店に入ってみたという。その名も「DOUTOR Kitchen」とは…。

 

 

ロゴからして「ドトールコーヒーショップ」の仲間であることは一目瞭然ながら、「ドトールキッチン」というのがあるとは知りませなんだ。右手の方にガソリン価格の掲示板がありますが、「ドトールキッチン」はどうやらガソリンスタンド併設というビジネスモデルとして展開されておるそうな。

 

アメリカの映画を見ていると、ガソリン給油ついでに買物したり飲食したりというのが出てきたりする一方で、日本のガソリンスタンドはあまりそうした方面が充実していないようにも思っておりましたが、ようやっと?こうした形が現れ始めたのですかね(って、車に乗らないので、他にもあるのかもしれませんが)。

 

ともあれ(個人的には)珍しさも伴って、入ってみることに。メニューには普通のコーヒーショップでは(たぶん)提供されていないであろう、「お、これは!」という一品を見かけたこともありまして。それがこちら、「キッチントルコライス」でありますよ。

 

 

トルコライスといえば長崎グルメの一つであって、一昨年(2023年)に現地で食してきたですが、とんかつとナポリタンとピラフ(あるいはドライカレー)が一皿盛で出てくるというボリュームある一品でしたなあ。これを東京で見かけるのも珍しいなと思ったものですのでね。おいしくいただきましたが、ごはんはピラフというより単に雑穀米か?と。その方が、とんかつを食すにはいいような気もしましたなあ。

 

と、やおら昼飯の話になってしまいましたけれど、そも最初の立ち寄りスポットと目したのは都立小金井公園でありました。玉川上水沿いの桜並木が小金井桜として知られるだけに、小金井公園の中も桜の木がたくさん…なわけですが時季はすでに過ぎ去りまして、思惑としてはそろそろ藤棚の藤が見られようかとも。ですが、さすがにちと早かったようですなあ…。

 

 

 

 

ま、藤の花を愛でるには早かったわけですが、小金井公園に立ち寄った主目的は別にありましたのでね。それはそれで、ということで。では主目的の方は…と申しますれば、園内にある江戸東京たてもの園で開催中の特別展を覗きに。

 

東京・両国の江戸東京博物館が来春(2026年春)まで改修工事中で休館しておりますので、その間に同館のコレクションを分館であるたてもの園の方で展示しようということであるようす。題して「江戸東京博物館コレクション 江戸東京のくらしと食べ物」なる特別展が開催されておるわけでして。

 

 

何度も来ている江戸東京たてもの園だけに、今回は建物群を見て回るでなしにひたすら特別展が目当てだったわけですが、ちと長くなってきましたので展示のお話はまた次の機会にいたしましょうね。