先に「週明けには戻ると思いますが…」といって山梨・小淵沢のアパートに出かけたわけですが、今日(11/7)中には自宅に戻ることにしようかと。…ということはこれを書いている時点ではまだ自宅外ではあるものの、徐々に環境が自宅とアパートと両構えで整いつつある中では、PC周りもそれなりになってきましたので、取り敢えずこちらでの身辺雑記なのでありますよ。
出かける度ごと、毎度毎度の散歩コースにしております八反歩堰沿いの道をたどってみれば、いつしか稲刈りも終わり、あたりはすっかり枯草色に。一方で、木々の色づきは東京あたりよりはやはり早いわけでして(ちなみに標高は850mほど)、毎度湧水の御裾分けをいただいております大滝湧水公園でも「紅葉しておるなあ」と。
せっかく来ているのに時季を逃すのもなあ…と、春先にこちらで桜めぐりをしたような感じで「ほくとナビ」(北杜市観光協会HPですな)の特集記事にある紅葉スポットを訪ねたのでありますよ。幸い、このたびも車の足が確保できたものですので。
やってきたのは富士川水系の上流に造られた塩川ダムによるダム湖、みずがき湖の湖畔です。ちょうど2年前(2020年)の11月に出かけた増冨温泉へ向かう経路上にあるのですが、その時よりも今年は色づきが早いようでありますねえ。
と、今回は件の増冨温泉を通り過ぎ、さらに標高の高いところへと進んで行きましたですが、その道々は本谷川渓谷に沿った道となりまして、こちらもまた紅葉スポットとして紹介されていた場所ということで。
車道のすぐそばをせせらぎが流れていますので、渓流と紅葉の全国区的名所である奥入瀬気分がしてくるような。混んでもいませんので、その点ではお得な感じでもありますよ。
とまあ、そんな渓谷沿いの道を登り詰めますと「みずがき山自然公園」というところに出るのですが、日本百名山のひとつにも数えられる瑞牆山(2,230m、やけに漢字が難しい)の登山口にもあたる場所なのですな。
花崗岩の浸食が生んだ独特な山容はなかなかに忘れらない景観をたたえておりますなあ。自然公園からは標高差700mほどでしょうか、ピストンで往復して5時間弱とか。機会があれば登ってみたいと、ついつい引き寄せられるような気にもなりました。
が、もちろん山の装備もありませんのでやおら登り出すようなことはしませんでしたが、代わりに公園内のキャンプ場でもって、携帯コンロの軽い煮炊きで昼飯としたという。相当に山懐深く入り込んでたどり着くところですけれど、紅葉と渓流と岩峰とを愛でる一日となったのでありました。