今回羽田から乗った飛行機は奇しくもスターフライヤー (と全日空のコードシェア便)で、
福岡からセントレアまで乗って以来の国内線がまたしてもでありますですよ。
で、取り敢えず往路は朝の移動で眺めも得られようと窓側席に座りますと、
なんとまあ、羽田からでも富士山 は見られるものなのですなあ。
こうなりますと、飛んでいる間の富士の眺めが気になることになりまして、
これ、このような具合でありますよ。
まずは京浜工業地帯上空を通過中に見えてきた富士山の姿。
関東人には見慣れた方向の山容と言えましょうか。
続いては箱根上空。右下には青い湖面の芦ノ湖が見えておりました。
わかりづらいとは思いますが、遠くに山中湖 も見えています。
こちらはちと行き過ぎて顧みる富士。
この宝永火口のくぼみが目立つ姿がいちばん痛々しいような。
とまあ、このように富士は過ぎていったわけですが、そのころになりますと
ちと早起きをしたツケが出て、うつらうつらとし始め、そんな夢うつつの中でふいと
富士山といえば「木花咲耶姫」であったなと浮かび、また大阪も…と。
難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花
古今和歌集にあるというこの歌を思い出してみれば、
富士と大阪は咲くやこの花つながりであるなあ…そんなまどろみの中にあるうちに、
もはや飛行機は関西国際空港へと着陸態勢を整えて、
そして、大阪の歴史のさまざまな側面を見て歩く旅が始まるのでありました。