聖ロンバウツ大聖堂の鐘楼

ということで、ベルギー・フランデレン地方、メヘレンにある

聖ロンバウツ大聖堂 の鐘楼に登ってみたというお話でございます。


鐘楼への登り口


鐘楼に登るには聖堂の外に出て、

建物の外観とはしっくり来にくいハイテクな入口を抜けていくことになるのですね。

ちなみに入場料は8ユーロです。


鐘楼の内部構造はこんなふう


鐘楼の内部構造はこんなふうですが、えっちらおっちらと登って行って

さしあたり「Kraan Kamer(クレーン室)」に到達しました。


鐘楼のクレーン室


塔の上部に重いものを運び上げるために使ったクレーン。

当然にしてカリヨンの鐘もこれで釣りあげられたのでありましょうね。

人力によるこのクレーンは1930年まで使われていたのだそうでありますよ。


ところで、このクレーン室はちょうどパイプオルガンの真上にあたるようでして、

なかなかこのような位置からパイプオルガンを見下ろす機会はありませんなあ。


クレーン室からパイプオルガンを見下ろす


さらに登って鍛冶場の階を通り過ぎ、

さらにさらに登って行くとようやくにしてカリヨンの鐘が居並ぶ部屋に。




右下の写真に階段を上りますと、そこには演奏室があるのですね。

ブルッヘの鐘楼 でも見たような仕組みがここにも。

ですが、ここではちと端折ってしまっていよいよ展望台への最後の登りへ。


展望台への最後の登り


ひいふう言いながら登ること513段をコンプリートして、展望台に到着。

ですが、このときだけ(?)妙に雲が出てしまいました。普段の行いでしょうか。



いやあ、どこまでも平らな土地ですなあ。

そこに軒の高さが一様な古い建物が並ぶさまは

いかにもヨーロッパの都市の旧市街でありますね。世界遺産 でなくてもこうですから、

世界遺産ともなればその景観保全は厳しいものになりましょうなあ。



見下ろせばそこにはマルクト広場に並ぶ市庁舎3兄弟が小さく、

そして遠くを見晴るかせば「おお、ブリュッセルが見えるでないの!」と。

下の写真で真ん中うっすら写っている変わった形は「アトミウム」でありましょう。



しかしまあ、毎度汗だくになることが分かっていながらも、

ついつい高いところには登りたくなるのは不思議なものでありますね。

個人的には高所恐怖症の気があるにも関わらずです。


さて、そんな理解不能な欲求を満たして、

再びメヘレンの街なかをぶらりともうひと巡りにまいります


ブログランキング・にほんブログ村へ