トレーダーの大きな悩みのタネである「ダマシ」について今回は扱います。
ダマシには色々な種類があります。
- RSIが30以下/70以上で売られすぎ/買われすぎなのに反発しない
- 矢印のサイン通りにエントリーしてるのに勝てない
- ラインブレイクしたと思ったらレンジに戻ってしまった
等々...
■インジケーターのダマシが多くて勝てない
ラインのダマシとインジのダマシは、「同じダマシ」でも全く別物なので注意
自分が使っているインジが勝てないのは、そのインジが単純に無能で使えないだけ。ダマシもクソもない。
インジケーターの精度を上げるためには「インジケーター」の適材適所を見つけて正しい使い方と正しいフィルターをかけてあげる必要がある
■ブレイクアウトの騙しが起きる理由
今回扱うのは「ラインのブレイクアウトのダマシ」についてです。
ラインのブレイクアウト後にフェイクブレイクと言います。
前もって回避する方法
+エントリーした後に損を最小化する方法(FX)の2つを紹介します。
騙しというのは、要はなにかというと
「重要なラインをブレイクしたのにも関わらず、ロスカット/新規エントリーが入らなかった」
この2パターンしかないわけです。
▶︎新規エントリーが入らない理由
新規エントリーが入らない理由は、
総じて「新規でエントリーするべき明確な理由がない」ということに直結する
ロスカットよりも新規エントリーの方がどこで入るかがわかりづらいし、バラつきがある。
明確な理由というのは、
- 大口が割らせたくない価格である
- オプションバリア
- プライスが魅力的である
など市場参加者の心理や市場の大きな枠組みを見て、
どこで新規エントリーをいれたいと考える層が出てくるか。
わかりやすいポイントはいくつかあるが
水平線の教科書に書いてしまっているのでここでは割愛。
▶︎ロスカットが出なかった理由
色んな相場環境に応じて、細かい理由は異なりますが、一番共通でわかりやすい理由は
「ロスカットを巻き込まなかった=ピンポイントで狙うべき場所ではなかった」。
→点ではなくゾーンとして捉えるべきラインであった。
ラインには
- 「点」として捉えるべきライン
- 「ゾーン」として捉えるべきライン
この2種類が存在します。
FXであれば「ゾーン」と「点」の両方使えますが、バイナリーは「点」のラインのみを使う必要があります。
点とゾーンの違いに関しては
でも解説しています
ピンポイントで決済が入るポイントにラインを引かないと、バイナリーでは機能しません
■前もってダマシを回避するには?
前もってダマシを回避するためには、
今の局面のみならず「どういう流れで今のチャートができたか」を意識し
「今どれくらいロスカットが相場にたまっていて、それがどのポイントで吐き出されやすいのか」
同じボックスレンジであっても
上からきたボックスレンジと
下からきたボックスレンジで
ロングとショートのロスカットの溜まり具合が違います。
▶︎上からきたボックスレンジ
▶︎下から来たボックスレンジ
このロングとショートのロスカットのたまり具合を精密に考えられればられるほど、ダマシにかかる機会は減り、高い質エントリーができるでしょう。
それらの手がかりとなるのは、プライスアクションとラインです。
▶︎▶︎プライスアクションと波の攻略
今日はここまで。