*「英語で日本料理を紹介しよう!」は、
外国人の友人やお客様を家庭に招待して、おもてなししたい、と言う時にピッタリのレッスンです。
まずはいらしたときの挨拶、お料理の説明、料理方法の説明等を英語でどういうのか、を学ぶレッスンです。
それでも、自分だけでは心配、と言う場合は、立会いのご相談にも乗りますのでご安心ください。
或いは、お料理の仕方そのものを外国人の方に教えたいというお料理の先生にもお薦めのレッスンです。
英語で日本料理を紹介するレッスン

この春高校を卒業する甥の英語講師をすることになりました。
彼の夢はパイロットになること。
その為には英語は必須ながら、まさに不得意科目なのです。
夢への第一歩である大学の入学にもTOEICの点数目標が有り、
今年は残念な結果でした。
ですが、これから1年間、努力を重ねて、
夢の実現を目指す彼を応援していきます。
米国での18か月の実地飛行科目も有るとのことなので
英語が机上の定理では訳に立ちません。
教官と会話ができることも必須なのです。

ということで始めた、私と甥の1年間をこれからつづっていきたいと思います。
まずはじめの一歩としてやってもらったのは
マインドマップを書くこと。
何故この夢を抱いたのか?
パイロットまでのこれからの道のり、
どんな未来を描くのか?
その為には何をしたらいいのか?
英語ではどんな勉強法があるのか?
等を、マインドマップに描いていきました。
このマインドマップはこれからも折に触れ描き直していくことで
モチベーションの維持に役立ってくれることでしょう。

英語の勉強としては
とにかく単語、熟語を増強しなくてはなりません。
暗記をすこしでも容易にする為に
これからフォニックス・ルールを学んでもらいます。
そして、暗記はiKnowというインターネットを利用したシステムで
毎日取り組んでもらうことにします。
文法の復習もしなくてはなりませんし、
発音の為の筋トレも必要です。

甥は、ブログも始めました。
これをお読みの皆様にブログに応援のコメントを頂けたら
きっと励みになることでしょう。
http://igonnabeapilot.blog.fc2.com/
今週の英語発音のヒントは she と sea です。
スペルで "sh" は日本語だと寿司の "し"
スペルで "s" は寿司の "す" です。
簡単なようですが、いい分けられていない日本人が多いですね。

それでは実際の口の動きを見てみましょう。
sh の発音も、sの発音も、上下の前歯の先端を突き合わせて噛みます。
そして、shは口角の辺りから息を出します。
     sは前歯の間から息が漏れるようにしましょう。
この時に注意していただきたいのは
上下の前歯の先端を突き合わせて噛み合わせる事です。
西洋人と違い、アジア人の刃のかみ合わせは、
「シザースバイト」と呼ばれ、ちょうど鋏のように
上の前歯が下の前歯にかぶさる噛み合わせです。
これでは shとsの音が混ざったような音になってしまいます。

また、もう一つ、sh と s の誤用が生じる原因に
外来語とローマ字表記の問題があります。
例えば、
”シルバー” はローマ字表記だと "shirubaー”
同様に
”シロップ” は shiroppu
”シングル” は shinguru
となりますが、
これらはどれも "s"の発音で
silver, syrup, single です。
あえてカタカナで書くなら、
スィルバー、スィロップ、スィングル、とすべきなのでしょうが、
日本語には ”s” に、母音の "i" が付いた音が存在しないので、
シ で代用して表記するしかなかったのでしょう。
こうした例はきりがありません。

最後に、sh と s を言い分ける練習文を載せます。
She sells sea shells at the sea shore.
どうぞ、練習して見てください。
これが言えれば、完璧です。
今日の英語の発音のヒントはあいまい母音です。
ルールは簡単です。
単語の中に二つ以上の母音がある場合、
アクセントの付かない母音はあいまいに発音するのです。
あいまいに、と言うのは短く、弱く発音することを意味します。
例えば、
  Lemon
アクセントは e にありますね。
なので、
  o はあいまいの発音するのです。
はっきりと オ と発音しない事です。

  suppose は
oを二重母音(オウ)と発音してここにアクセントがあります。
なので、
uはあいまい母音で発音します。
アとはっきり発音しては行けません。

  gorgeous は
oにアクセントがあります。
なので、
eouはあいまい母音で発音します。

これらのあいまい母音は辞書ではeがさかさまになった記号で表記されていますので、
一度辞書で確認して見てください。
綴りがどの母音でも同じです。
もう一度、
アクセントの付かない母音はあいまいに発音、です。


このルールを知っているだけで、ずいぶんとナチュラルな発音になりますよ。
先日、羽田から関空まで飛んだのですが、日本の航空会社の接客はさすがですね。
短い時間でもとても気持ちよく過ごせました。

そんななかで、ちょっと残念だったのは英語でのアナウンスです。
とても流暢に話していらっしゃいました。
ただ、発音が・・・。
これは、大人になって英語を話すことを習得した方によくあることなのですが、
「英語っぽい発音」、「日本人の耳で聞き取って真似をした発音」 でした。
たとえば、
LとRを区別しようとするあまり、LまでRっぽく発音してしまったり。
We hope to see you soon が
We hope to she you soon に聞こえてしまったり、
F の発音に力が入っていないので flight の発音がきれいに聞こえなかったり。
私はもうムズムズして落ち着きませんでした。 (笑)

いつもこのコラムでお話ししていますが、日本語と英語では発音するときに使う筋肉が
違うので、そこのところをきちんと理解しないと、耳で聞き取っただけでは
きれいな発音にすることはどうしても難しいのです。

発音のレッスンをした生徒さんがおっしゃっていました
「レッスンを続けてみたら、先生が言う音の違いがわかるようになってきましたけれど、
本当のことを言うと、はじめは違いが判らなくて戸惑ったのです。」 と。
そう、このコラムをお読みの方も、一度違いが判って聞こえるようになると、
本当に驚かれることと思います。

こういう日常的に英語のアナウンスをされるお仕事の方にぜひレッスンしてお役にたちたいなぁ、と
強く思ったのでした。