今週の英語発音のヒントは she と sea です。
スペルで "sh" は日本語だと寿司の "し"
スペルで "s" は寿司の "す" です。
簡単なようですが、いい分けられていない日本人が多いですね。

それでは実際の口の動きを見てみましょう。
sh の発音も、sの発音も、上下の前歯の先端を突き合わせて噛みます。
そして、shは口角の辺りから息を出します。
     sは前歯の間から息が漏れるようにしましょう。
この時に注意していただきたいのは
上下の前歯の先端を突き合わせて噛み合わせる事です。
西洋人と違い、アジア人の刃のかみ合わせは、
「シザースバイト」と呼ばれ、ちょうど鋏のように
上の前歯が下の前歯にかぶさる噛み合わせです。
これでは shとsの音が混ざったような音になってしまいます。

また、もう一つ、sh と s の誤用が生じる原因に
外来語とローマ字表記の問題があります。
例えば、
”シルバー” はローマ字表記だと "shirubaー”
同様に
”シロップ” は shiroppu
”シングル” は shinguru
となりますが、
これらはどれも "s"の発音で
silver, syrup, single です。
あえてカタカナで書くなら、
スィルバー、スィロップ、スィングル、とすべきなのでしょうが、
日本語には ”s” に、母音の "i" が付いた音が存在しないので、
シ で代用して表記するしかなかったのでしょう。
こうした例はきりがありません。

最後に、sh と s を言い分ける練習文を載せます。
She sells sea shells at the sea shore.
どうぞ、練習して見てください。
これが言えれば、完璧です。