5月30日 テレ東 午後ロード
「消されたヘッドライン」
ワシントン・グローブ紙の新聞記者
カル・マカフリーを演じたラッセル・クロウの魅力
男臭さと、事件の背後に潜む巨悪を追いかける執念
身の危険を顧みず、困難に挑戦する姿
ハマり役と思えるように演じていた
話の内容や展開がやや難解で、つかみにくかった
また、映画の邦題と内容とが、合致してないのが、引っかかる
面白かった、良かったというような、単純な映画ではない
素材は
ドラッグ中毒の黒人青年が射殺された
下院議員スティーブンのスタッフ女性が電車にはねられ、自殺と断定
実はこの2つには、接点があり、闇の陰謀があぶり出される
その背後には、アメリカ民間の軍事会社があり・・・
自分たちの都合の良い社会を作り出すための、小さな犠牲者だった
ロシアには、ワグネルという民間軍事組織が有って、
現実の世界で、それが暴走したが・・・
国家権力とのタッグで、アフリカや色んな国々で、触手を伸ばし、
組織を成長させていた
表向きはどんなにきれいでも
一旦力を得てしまえば
歯止めの効かない方向に走り出し
多くが気がつく頃には、制止が効かない社会が生まれる
そんな怖さに警鐘を鳴らしてくれる、映画であった