その人がどんな言葉を使っているか。
その人がどんな言葉を使ってきたか。
それでその人となりが分かる。
それでその人が形作れている。
今は違うところに住んでいるかもしれないが、
「故郷」に帰ったときはその場所の言葉を使うだろう。
方言でもその人は創り上げられる。
その土地が方言を創り上げるから。
そこで言葉を使い、育った形が、
そのままの「人」となる。
言葉は性格にも影響を与え、
それがそのまま人格形成にも繋がる。
言葉
一言で簡単に言えるものだが、
それが与える影響はすごく大きい。
つい口をついて出るモノは、
確実に自分の中から出るものだ。
その後に取り繕うことはできるが、
咄嗟のことは自分の核となっているものだから、
自分の意思と反するものは出てこない。
その自分の意思を「無いもの」にしてはいないか。
「今こう想ったけど、そんなの無理だ」
「今こう言おうと思ったけど、それは出来ない」
自分から出てきた言葉を自分で否定していては、
自分を否定することに繋がる。
実際にその言葉を「発する」かどうかは
その時によると思うけど、
その湧いた言葉を自分で押し殺さないほうがいい。
言葉は人そのもの
言葉は自分そのもの
言葉が自分を創り上げていると思ったほうがいい。
自分は言葉で出来ていると思ったほうがいい。
自分の使う言葉が、そのまま自分に跳ね返ってきている。
自分の使う言葉が、そのまま人生に息づいている。
発するかどうか じゃなく、
どんな言葉を使っているか。
そして、
その言葉に対してどんな反応をしているか。
その言葉に従っているのか
その言葉を押し殺しているのか
その言葉を無かったことにしているのか
この選択肢の連続で、人生が創られている。
言葉は人そのもの。
運(うん)や命(めい)もあるかもしれないけど、
その時その時で出てくるのは言葉なんだから。
・・・
終わってみたら短いお盆でした。
「いつもと違う~」と想っているのは自分だけ。
「いつも通り」も「いつもと違う」も自分次第ということで。
終わり