昨日、クラブチームへの不満を書いたけど、
クラブチームが悪い訳じゃない。

ゆるクラブチームの存在意義はあるし、需要もある。

ただ、息子にとっては居場所が無いのだ。



比べてはダメだと分かっていても、去年度1年間がんばって通った選抜クラスは、みんな真剣だった。

まず時間より早くきてボールを蹴ったり、空いているスペースで来た子達からシュートしたり、父子でパスリフティングしとったり、始まる前からサッカーが好きで好きで、ムズムズして早くボール蹴らせろ!!というオーラがあった。

低学年とは言え、高倍率のセレクションを通って来とるので、みんな意識が高い。サッカーへの向き合い方、目の色がやっぱり違った。

掛け持ちも当たり前、ドリブル特化やアジリティ、走り方教室まで、様々なプラスアルファを取り入れていた。暮らしが全て、何の迷いもなくサッカー中心だった。もちろんウチも。

親も地元Jクラブの観戦したり、プレミアのゲームの話で盛り上がったり、とにかくサッカー熱が高かった。

一方ユルクラブは、開始時間ギリギリセーフが大半で10分までなら遅刻とは言わない雰囲気。

土日、家にいてもゲームするだけなら、サッカーでもして体動かせ!という位の熱量が過半数。もちろん、それを否定するつもりもなく、ただいよいよ息子にフィットしなくなってきた、というだけの事。

特に息子の年代は大旱魃で、遠征も半分以上来ない、試合も遠いと平気で休む、それも各家庭の自由だけど、何とも悲しい。温度差が。

イッコやニコ上はもうある程度サッカーにハマった子や親がまとまっておるから、切磋琢磨の上昇気流が発生しとる。

けど息子の代は湿地帯で、やる気の松明が湿気でなんかプスプス燃えきらん感じ、、、いつもモメとるし、、、人も出たり入ったり、休む子も多い。お金がもったいないって思わんのかな??

そこで、この選抜クラスでの切磋琢磨のライバル心について考えてみた。

選抜クラスは、最初から篩(ふるい)にかけられて、みんな誰かを蹴落として数倍の倍率をくぐり抜けて参加しとるわけだから、
そこにあるのは、『個』だ。

その、切磋琢磨の中で、ライバルに勝ちたいという純粋な気持ちが生まれる。特に同級生の上手い子なんか、本当にありがたい存在だ。

追いかける背中があるって、幸せな事だ。
そのライバル心は、純粋な喜びだ。

決して蹴落とそうとか、パスを出さないとか、そういう低レベルな物ではなく、更なる高みを我先に目指す、誰かの華麗なドリブルを見て、上手い!と、憧れと悔しさを持って自分もひたすらやってみたり、

そういう、日頃バチバチやり合ってお互い負けたくない、勝ちたいという存在の中で必死に自分を磨いて来た子達が、

試合になると一つのチームになって、同じゴールを目指して力を合わせる姿を見ると、本当に心揺さぶられるモノがある。

ぶつかり合って来たからこその、強固な連帯感。

こう言ってはなんだが、日頃のほほんと仲良くしとるユルチームには無い、飢えというか、個の輝きがある。

それは、選抜クラスのメンバーが、自分で勝負しに行くという覚悟を持っているからじゃないかな。

多分高学年になれば、こうした姿勢は徐々に身に付いてくる。でも、低学年でも真剣にがんばっとる、負けたくないライバルと書いて友と読む、そんな関係性が息子にとって何より嬉しかったのだ。

千の顔さんの言うように、

自分のやり方は間違いなく真理ではないけど(誰でもそうだと思います)とにかく何かを情熱をもってやろうとしたら、何かを選択しなくてはなりません。

 そしてサッカーに関しては、このブログで書いているようなことを、私は選択したのでした。

何を書きたいかというと、何かを一生懸命やろうと決めたならば、八方美人的な立場には立てないということです。

(その前日のブログ↓)

創造的という意味は、私は無から何かを作り出すのではなくて、数ある技術の組み合わせの妙だと思うのです。

 「ここでこれをやるか」という「組み合わせの斬新さ」が創造的なのであって、その元になる技術は徹底的に細かくたくさん持っていなければいけないと思います。

 そしてブラジル人は、徹底的にこだわって、技術を練習しているのだと思います。

うまくなった代では、おそらく足技の種類だけでも30種類以上はやっていると思います。

20世紀最高の文化人類学者、レヴィストロースは「分類があるということは、たとえそれが間違っていても、分類がないよりもましである」と言っています。

 サッカーで言えば、細かく技術を分類してそれぞれを徹底して練習することだと私は思っています。





風間八宏さんの革命前夜、早速ポチり
古い本だから古本しかない〜

(さらにその前のブログ)

このことを『革命前夜』(風間八宏 木崎伸也)のなかで風間さんは、P185でこう語っています。

 「昔は11対11じゃなくて、1対1で全員が勝てばいいという当たり前がわかっていた。(中略)いつの間にか常識が変わってしまった。(中略)皆でやるのではなくて、1人ひとりでやるのがサッカー。それを下地にして、いろんなことを与えていくのがチームプレー。順番を間違ってはいけない。

リバプールを見ればわかるように「本当のチームワーク」は、個人が責任をもって、個人が輝くサッカーなのだと思います。

 サラー、マクアリスター、ファンダイク、ルイスディアス、遠藤航、、、みんな個性が違います。


 個人が自分のプレーを表現して、全体で調和する。これこそが理想だと思います。

 冒頭に引用した風間さんの言葉通りだと思います。

 まずは個人が最大限に輝くと、チームの調和が出てくるのだと思います。


『ライバル心を燃やして、

個の力を高める!!』


そのためには、追いつきそうな上手い同級生が必要。田中碧と三笘薫のような、翼と岬くんのような。


ここは、母の引き寄せパワーで呼び寄せるしかない、、、!!

上手い子こいこい!上手くて真剣で練習休まず試合も遠征もちゃんと来る子ーーーー!!!←注文の多い母


これ、息子のお嫁さんにも言いそう。

可愛くて優しくて料理上手で片付け上手で孫を週2で見せてくれる子ーーー!!みたいな。笑


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