次女が面白い。
昨日次女友の母から、次女ちゃん感想文で表彰されたんだってね、おめでとう!と言われて次女に聞くと、
感想文って思った事書くでしょ?
でも私は思った事書いてない。
こういう風に思うってことが正解なんだろうな、と思う事を書いただけ。感想文っぽい事書いた、感想文あるあるだよね、だって!
いつの間にこんなに成長したんだろう、、、
そんな洒落臭いこと言って、、、
次女は昔から感性が独特で、幼児期にやたらと毒蜘蛛を気にしたり、アリに毒がないか、植物に毒がないか注意しとった。いつも困り顔で。
そして遊園地の夜の観覧車の中で、楽しい1日が終わる寂しさの方が辛い、だから遊園地は嫌い、みたいなポエムを唱え出したりしとった。←確か年中位
楽しすぎるものが終わるのが辛すぎる、この苦しみが最後にあるなら、はじめから楽しみはいらない、みたいな内容で、爆笑した!!
そんな次女に日曜日、バスケの練習試合どうだった?と聞くと、
2クォーターしか出てないけど←小6で引退だから、得点王だった!と。
相手の〇〇って強いとこだっけ?
ううん、全然強くない。
勝ったの?
ううん、負けた、
弱いのに負けたん?
うん、こっちのが強いのに負けた!!と。
次女曰く、上手いと思える子もおらず、うちの5年エースのがよっぽど上手いのに、相手は背が高かったり、パスばっかして点は取る。でもうまくはない、だって。
点は取られるけど勝てそうな気がする、でも勝てなかった、それって相手強いんじゃない?と言うと、
上手いけど得点に繋がらない方が、勝っても負けた気がするし、今日の相手は負けたけどなんか勝った気がする、だって。
ヘェー!なるへそ。
サッカーもそういうの、あるかも!!
パスばっかのチームには、負けても全然悔しくない。勝つために監督に早い時期からチームプレー重視で育てられたんか、とか思う。
けど、今まで対戦した相手で1番こりゃ敵わん!と思った相手は隣の県の強豪チームで、全員ドリブルで仕掛けてくる。笑
すごいドリブラーがおったり、上手くなくてもゴールに向かってすんごい早い子や、ディフェンスしにガーッと走ってくる、奪ったらすぐ一直線に相手ゴールへドリブル、野生児みたいな子達。
挟まれても囲まれても出来る事はドリブルのみ!!
ワイルドラグビーサッカー、この輝きを見ると、点数的に勝っても、勝った気がしない。むしろ悔しさが残った。
あっちははぁはぁ言って追いかけてきて、こっちはチョンチョンパスして、なんか逃げとるみたいな。
この個性が光るチームに、この先数年間で必ず追い越されるのが分かる。
みんなが生き生きと、自分の良さを惜しみなく出す。
自分のやりたいプレーが爆発しとる。チームとしては全く繋がってないけど、ポテンシャルが桁違い。
だから、強いのに負けるチームが、私は好きだ。それは、『今の所』だから。
だって負けとか勝つなんかは眼中にない感じ、ボールを追いかけるエネルギーが全然違う!!
こんなチームには伸び代しかない。
パス回しは上手くても個人の技術がないと、伸び代はあるだろうか?もちろん、その中でも伸びていく子はいるだろうけど、最初に根を伸ばすか実を結ぶかどっちを取る?
やっぱりバスケもサッカーも小学生までは『個』の力を磨いて、その後自分の頭で戦術とか、どうすれば勝てるかとか、考えたら良いんじゃないかなぁ。
勝つためにコーチに言われた通り役割をこなすだけだと、小さくこじんまりまとまってしまう。
自分の頭で考えて、あれ?俺、上手いのに、楽しいけど、なんか勝てないぞ?なんでた?
という段階を飛ばして欲しくない。
そこ、野放しにしてくれるチームは、低学年では勝てんかも知れん。けど、思う存分個のプレーを楽しんだ後、つまり、根っこがしっかり広がった次の段階としてチームプレーに目覚めたら、それこそ楽しみすぎるんじゃなかろうか!
その点、今息子が入会検討中のフットサルは、コーチのこんな声が聞こえる。
そこ自分で行くとこ!キョロキョロしない!
すぐパス(出す相手、コース)探すな!自分で行く!
味方を探さない!敵を見る!
抜いてもすぐ準備!次々抜く!一回で終わらない!
このコーチの声が気に入って、父はここ行かせて見たら?面白そう!とかなり乗り気。
こういう徹底的に自分で行かせるの、良いね!!と。
確かにここの子達、選抜クラスより断然デキル、ボールと親密。隣県のあの輝いとったチームも、こんな環境だろうか。
ブラジルでも、プロテストまではチームプレーなんか出来ないらしい。プロテストで個を見てもらって、プロになってからやっと戦術に入る。
↓確かこの本に書いてあった。
サッカー王国ブラジル。ここでは勝ち負けや得点なんか何とも思ってない。
良いプレーか、そうでないか、だけだという。
もし敵を抜いてキーパーと1対1になった時、簡単なコースに蹴るとバカにされるそう。
そういうシュートは『おばあちゃんシュート』と言われる。おばあちゃんでも入るシュートが決まって喜ぶな!って事だ。敢えて狭いニアに狙うとか、キーパーも交わすとか、そういうのが良いプレー。
遊び心のある、楽しいサッカーをして欲しい。日本でそれやったら、余計な事するな!とか、無駄なリスク取るな!とか怒られそう。
勝ちとか、得点とか、そんな分かりやすいものを追っかけず、もっと自分のドリブルを磨いて、サッカーの色んな楽しみを追求して欲しい。
『勝っても悔しい、ホンモノのチーム』
そう言うチームは勝敗は遅咲き。けど技術はグングン差がつく。だってドリブルばっかしとるんだから!!今はそれで良いと思う。
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