好評連載中「感情記憶をほどいたら、地上が楽園になった」シリーズ。
前回は、第42回 7つの感情記憶(7-4)愛「委ねの強大な力」でした。
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「7つの感情記憶」、今日は8つめのお話です。
7つなのに8個あるんかい! というつっこみが来そうですが(笑)おまけのお話ということでお楽しみいただけましたら幸いです。
文化や言語などによっても違うと思うのですが、少なくとも、わたしたち人間が覚える感情というものは、30種類以上あると言われています。
普段は意識していなくても、それだけたくさんの感情を、わたしたちは感じているのですね。
そこから思考し、新たに無数の感情記憶を作り出して、世界を意味付けしていく。
その繰り返しで、わたしたちはこの世界を生きることを楽しんでいるのですね。
感情というものは、コントロールできず、勝手に立ち上がるものだと、第1章でお話したと思うのです。
ただ、ひとつだけ、例外である感情があります。
30種類以上の感情の中で、
わたしたちが唯一、自発的に
「つくりだすことができる」と言われる感情。
それって、なんだと思いますか?
……………
……………
その感情の名前は、
「希望」。
希望は、何か、「肯定的なこと」を予測した時の感情です。
「愛」が本来、無条件にすべてを肯定するエネルギーなので……
愛に触れて、自分や世界を肯定した時
自分には愛を得ることができる、と思えた時
などに抱く気持ち、とも言えるかと思います。
希望を「抱く」と言いますね。
わたしたちは、自分たちで選んで、それを選択することができるのです。
前回、わたしたちは、何ひとつできることなどない、と申し上げました。
たしかに、世界の全てを俯瞰する視点から見れば、すべては今ここに完成していて、全てが決まっている。
けれど、そこから、時間や空間という次元の軸を設定し、意識を分けることで、「あたかも」「自分が、自分の道を選びとれるように思える」ゲームを、この宇宙はつくりだしたのです。
だって、すべてが完璧で何も起きていない世界なんて、たのしくないじゃーん。
って、第32話で神様が言った通りですよ。
その結果、日々、様々な感情記憶に圧倒されて、わたしたちは、「失望」「絶望」することになりました。
ときには、
生きていたってしょうがない。
わたしがいる意味なんてない、
って思うこともあるかもしれない。
けれど……
「失望」「絶望」と、「希望」は、対になっていて、
何度でも、絶望の淵から、わたしたちは、立ち上がることができます。
それは、自分の意思で、いつだって、選べるもの。
希望を選択する、とは、未来のビジョンを描く、ということともイコールかもしれません。
わたしたち、ひとりには、その力が、たしかにある。
何度失望しても、大丈夫。
この世界は、もともと、愛でしかないのだから。
そして、
「愛をとりもどす」
「もう一度、愛に目覚める」
「最初から、愛であったと気づく」
ことは、今この瞬間に、できる。
その感情の名は、「希望」。
これは余談ですが……
希望が達成したときに、ひとは「よろこび」に溢れますね。
わたしのサロンの名前、「よろこびの宝石」はそこからきているのでした
以上、「感情記憶をほどいたら、地上が楽園になった」シリーズ、一旦これで完結となります(と言いつつ、しれっと第5章がはじまったら、また笑って読んでください)。
ここまでお付き合いをくださった皆様、感想やメッセージをくださったたくさんの皆様、本当にありがとうございました。
追伸
近日中に、大切なお知らせがありますので、またご案内にまいりますね〜。