好評連載中「感情記憶をほどいたら、地上が楽園になった」シリーズ。
前回は、第28回 7つの感情記憶(2-2) お得いっぱいな罪悪感の恐ろしい罠でした。
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昨日の回、
「3回読みました!あー、ポテト……!!」
「わたし、めっちゃポテトつけてるう〜〜〜」
などといったお声をたくさんいただきました。
はい、皆だいすき!バリューセット 罪悪感!!
まさに、「I'm loven' it」ですね(そろそろマク○ナルドさんに叱られるかな……)
怖いところが、「このやり方はうまくいく」と信じ込んで、実は真逆の方向に向かっているところ。
楽園を遠ざける、7つの感情記憶のトラップは、すべて「欲しいものと逆走してしまう」という構図なの。
楽園だと思い込んで、
いつの間にやら、ゴートゥーヘル。
オーノー!!!
でも、気づいたら、いつでも、そこからまた、新しい道を選択してゆけるからね。
さて、本日は、
楽園からうっかり遠ざかってしまう勘違いトラップ「7つの感情記憶」3つ目です。
まさに逆走、「望んでいないのに、それがやってきてしまう」を引き起こす、代表的な感情のひとつ。
それは、「恐れ」&「不安」。
ひとは、人生が、前に進むこと、思い通りに展開することを、とても怖がっている。
こう言うと、「?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
よく、巷では「引き寄せ」「願いの現実化」などという概念が語られておりますが、
実は、
「今わたしたちの人生は、すでに、100%思った通りにかなっている」
ということは、ご存知でしょうか?
わたしたちの意識が、完璧にかなってそのままあらわれている、それがこの世界なのです。
でも……
「思うどおりにならない」
「全然、叶っていない」
っていうこと、たくさん、あるよね?
ということはですね、
まったく把握をしていない、潜在意識のどこかに
「叶ったら、どうしよう、困る」
という感情記憶が、必ず存在しているということなのです。
意識のモデルは、よく氷山に例えられますが、「顕在意識」(=自分で認識できる「わたし」の思考や感情)は、全体のたったの数%と言われています。
全体の90%以上を締める潜在意識には、それはもう、膨大な量の、まったく自分で把握できていない感情記憶が眠っているわけですね。
この、見えていない部分も含めての氷山まるごとが発現した結果が、今この瞬間の現実なのですね。
こういう図、見たことある方が多いのではないでしょうか
ですので、
「今すでに、すべてが叶っている」
わけなのですが……
いやいや、そんなことないよ?!
こんな現実が、わたしの願いだったとしたら、困るよ?
というとき、
そのギャップの奥底にほぼ必ずと言っていいほど横たわっているのが、「恐れ」。
「恐れ」とは、皆さんがよくご存知の通り、何かを「こわい」と感じる気持ちです。
「恐れ」を「何それ?」という方はさすがにいらっしゃらないと思うのですが、かといって、常に何かに怯えてガクブルしている、というシチュエーションもあまりないと思います。
ですので、はっきりと、自分が恐れを抱いていることを自覚して生きている人は、少ないかもしれません。
ちなみに「不安」は「恐れ」の予測であり、まだ起こっていないことを仮定して、恐れている状態。
「恐れ」より「不安」の方が、日常的に感じることは多いかもしれません。
とはいえ、不安についても、ごく一部の方を除いては、「いつもいつも不安でしかたない」「いつも何かに怯えている」というほどでは、ないかもしれませんね。
それでも……
こころの動きをよくよく観察してみると、恐れや不安は、必ずこころの奥底に横たわっているもの。
なんだろう、意識してはいないけれど、常に体内に潜んでいる常在菌、虫歯菌みたいなものだろうか。
普段は意識していないけれど、じわじわと、大切なところを侵食されている感じ。
そして、ある日、突然、何かのタイミングで、「あいたー!!うわー!!」ってなる感じね。
じわーじわーとくる感じ
「恐れ」「不安」をもう少しわかりやすく言い換えると、
「もし○○しちゃったら、どうしよう?」という気持ちのこと。
代表的なものとして、
・失敗したら、どうしよう?
・間違っちゃったら、どうしよう?
・何もかも失っちゃったら、どうしよう?
・嫌われちゃったら、どうしよう?
などが挙げられますね。
こう書くと、みんな、心当たりがあるんじゃないかな?
実は、いろいろなことを、ひとは、恐れている。
この「恐れ」さえなければ、
ひとは、やりたいことを、やりたいようにやるでしょう。
じゃあ、何もかも恐れなければいいんだね!!
はい、解決、楽園きたーーー!!
と言いたいところですが、なかなかそうはいかないのです。
なぜなら、ひとは、そもそものところで、
「恐れる」ようにできているから。
この恐れのからくりと、恐れが引き起こす遠回りトラップを、次回、もうすこし詳しく書いていきますね。
お楽しみに〜。
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