情報科の書庫 -4ページ目
<< 前のページへ最新 | 1 | 2 | 3 | 4

Web2.0でビジネスが変わる

神田 敏晶
Web2.0でビジネスが変わる

 あまりシステム側に立脚せず、ユーザサイドからわかりやすくWeb 2.0を解説しています。「まぁ、とりあえず使ってみよう」というスタンスに好感が持てます。

 ビジネスが変わるというタイトルですが、ユーザーの行動様式が変わることがWeb 2.0の真骨頂だと説いています。



 お金をかけて目を引く広告を作り、注目を集めるよりも、興味を持っている人に情報を送り込むという手法が、アドワーズ広告で可能になっています。これを発展させると、やりたいことをブログに書き込んだり,メールで相談したり、スケジュールに書き込んだりすることで、検索しないでも解決策を提示してくれるようになるんじゃないかと指摘しています。確かに、全部Googleの無料サービスにありますよね。



 CGMに携わる著者 のスタンスや想いが伝わってきます。




 初版発行が2006年6月26日で、これを書いているのは7月15日です。まだ1ヶ月もたっていないんですよね。ウェブ進化論だって2006年2月10日ですからね。本の流通も速くなっているのだと思いますが、Amazonやblogによる影響も大きいのではないでしょうか。

脳に快感 アハ体験!

セガ
ソニーコンピュータサイエンス研究所 茂木健一郎博士監修 脳に快感 アハ体験!
 PSPでアハ体験できるソフトです。アハチェンジ・アハムービーなどがありますが、アハムービーが主力です。 早押しっぽいゲーム形式ではなくて、ゆっくり取り組めるようになっています。
 人間の目ってこんなにいい加減なんですね。大きく変わっていてもなかなかわからないものです。
 アハチェンジやアハムービーはアニメーションgifを使って作ることができるので、授業の実習ネタになります。実習ネタと作成サンプルはこちら

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する

佐々木 俊尚
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
 一気に読んでしまいました。実例もわかりやすく詳しくて、興味深いものです。Googleへの危惧と期待が感じられます。
 ロングテールやAdSenseについてよくわかります。

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた

ジョン・バッテル, 中谷 和男
ザ・サーチ グーグルが世界を変えた
 Googleの生い立ちや考え方などがよくわかります。ただ、どうも読みにくい。翻訳本なので、難しいところですが、たとえに使われているサイトなどがアメリカのもので、日本人には馴染みが薄いものだったりします。たとえば、「通販サイトといえば楽天ですね。」とアメリカ人に説明してもよくわからないだろうということです。
  グーグル―Google 既存のビジネスを破壊するやウエブ進化論の原典になっています。この2冊を読んで、原典に当たっておきたいと思ったら是非読んでみるといいと思います。見事に話がつながります。

ウェブ進化論

梅田 望夫
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
 一度読んでおくことをおすすめします。いわゆるWeb 2.0って何だろうということがよくわかります。「ネットの普及で今までコストがかかってできなかったことが容易にできるようになった。」というところは、教育の場面にも応用できないか?なんて思ったりします。
 このblogを作ったのも、この本を読んで、Google AdSenseやAmazonのアソシエイトを実際に体験する場所がほしいと思ったからなんです。

教育工学への招待

赤堀 侃司
教育工学への招待―教育の問題解決の方法論
 講演などで赤堀先生のお話を聞くと、いつも元気が出るような話が聞けるので、ファンなんです。この本を読んでも元気は出てくることはないですが、自分の今やっていることを前向きにとらえることができるようになります。
 教育工学は、他のいろいろ場面で使われている手法を教育に持ち込んで、教育問題を解決しようという学問だということです。
 自分で試行錯誤しながらやっていることも、教育工学的な見地から見るとある分類がなされたり、改善するための手法が見つかるかもしれません。
 自分の授業を「教育工学的な見地」から一度見直してみたいと思ったりします。

グーグル明解検索術

別冊宝島編集部
グーグル明解検索術
 Google活用のハウツー本です。見開き構成ですので、好きなところから読むことができます。
 知っている技もたくさんあるのですが、「なるほどね」と思わせる活用方法も紹介されています。でも、普段使いしないと忘れてしまうんですよね。

 時々生徒から「○○について調べているんだけど、いいページが見つからない」という質問を受けるときがあります。そんなときのネタ本になります。
<< 前のページへ最新 | 1 | 2 | 3 | 4