Web2.0でビジネスが変わる | 情報科の書庫

Web2.0でビジネスが変わる

神田 敏晶
Web2.0でビジネスが変わる

 あまりシステム側に立脚せず、ユーザサイドからわかりやすくWeb 2.0を解説しています。「まぁ、とりあえず使ってみよう」というスタンスに好感が持てます。

 ビジネスが変わるというタイトルですが、ユーザーの行動様式が変わることがWeb 2.0の真骨頂だと説いています。



 お金をかけて目を引く広告を作り、注目を集めるよりも、興味を持っている人に情報を送り込むという手法が、アドワーズ広告で可能になっています。これを発展させると、やりたいことをブログに書き込んだり,メールで相談したり、スケジュールに書き込んだりすることで、検索しないでも解決策を提示してくれるようになるんじゃないかと指摘しています。確かに、全部Googleの無料サービスにありますよね。



 CGMに携わる著者 のスタンスや想いが伝わってきます。




 初版発行が2006年6月26日で、これを書いているのは7月15日です。まだ1ヶ月もたっていないんですよね。ウェブ進化論だって2006年2月10日ですからね。本の流通も速くなっているのだと思いますが、Amazonやblogによる影響も大きいのではないでしょうか。