熾烈な予約戦争 | 理都の人生悪あがき

理都の人生悪あがき

3児の母です。
子どもの事、日常の事、料理や趣味の事など綴っています。

皆さん、覚えていらっしゃいますか。コロナが猛威をふるい始めた頃、病院に行きたくても行けなかった日々を。


連日のニュースで「保健所から連絡待っている間に悪化した」だの「何百回も電話をかけた」だの、恐怖を煽るような事ばかり聞かされ、常に「今熱を出したらどこの病院にかかればいいのか」を考えていた。


おとなしく順番待ちをしていたら死んでしまうかもしれない。自分ひとりなら自己犠牲を美徳とするクリスチャン(ドロップアウトしたけど)らしく死を選んでもいいかもしれないが、子どもに「ここで死ぬのが神の意志だ」とは言いたくない。他の人を押しのけてでも助けたい。


そんな極限状態に陥った方はおそらくそう多くはないのだろう。さいわいにしてそういう選択を強いられる事のないまま、発熱による受診は以前よりかなり簡単になった。


しかし、近隣の学校で学級閉鎖が連発し、インフルもコロナも増えている今、しかも祝日明けの日曜となると話は別だ。


うちの近所に土日も診察してくれる小児科がある。おそらく地域の休日診療の一端を担う為にみずから手を上げたであろうそのクリニックを、私もかかりつけが閉まっている時には利用する。そこはネット予約制なのだが、朝7時からスマホと睨めっこしてみても一向に予約が取れない。


もう既に予約がいっぱいなのでは。診療開始時間になったら電話して聞いてみるか。もし診察してもらえなかったら、私か旦那のどちらかが明日仕事を休んで連れていく事になる。


私も一週間休んでいるが、旦那もずっと在宅勤務続きだ。色んな事を考えながらリロードを繰り返すうちに、ふっと1コマだけ空きが出たのですかさず予約した。


その後予約ページにもう一度アクセスしたら、その1コマは消えていた。私が埋めたのだから当たり前だ。誰かがキャンセルしたのか、詳細は分からないがとにかく滑り込めたらしい。


昨晩は断続的に泣いてぐずぐずした次女だが、今朝は少し落ち着いている。落ち着いているが熱は高い。 今から病院に行ってくる。ぐずぐずして面倒くさい娘だけど、病院の予約を必死に取るぐらいは彼女の為にするよ。



 こういうの、熱出した時に買うよね