まだ私の肌は眠っているわ
熱い想いを焼きつけて
センセイション
もうすぐレディ 君はレディ
センセイション 尾崎亜美 1978年
この尾崎亜美の夏の曲、僕は大好きなんだけど
あまり知られてないみたい。
海辺で始まる熱い恋。
波音で始まり、波音で終わる曲。
間奏のアルト・サックスもいい響き。
曲名の「センセイション」(sensation)は
感覚という意味。
興奮、旋風(つむじ風)という意味も。
僕は1番のセンセイションの意味は
"Burning sensation" だと思ってます。
つまり、ひりひりする日焼けの灼熱感。
それに似た彼への熱い想い。
まだ私の肌は眠っているわ
熱い想いを焼きつけて
これですよ!
この曲には登場人物が3人います。
太陽に焼かれてほてった身体の少女
少年の瞳を持つそっけない彼
そして、いたずらな神様
いたずらな神様は
優しい恋風を吹かせて、
彼女の日焼けした肌を刺激して
眠っている熱い恋心をあおるのです。
「もうすぐレディ 君はレディ」
いたずらな神様、あおり上手です(笑)。
2番では神様が吹かせてくれた恋風は
「はじけそうな想い」
になってます。
もう優しい恋風ではないみたい。
このときのセンセイションは
旋風(つむじ風)かも。
「そうさレディ 君はレディ」
いたずらな神様、さらにあおります(笑)。
「もっともっと」と。
さあ、この後どうなるのでしょうか。
そして次の曲が始まるのです。
---
「センセイション」は尾崎亜美の3rdアルバム
「Stop Motion」の1曲目。
1978年7月5日リリース。
アルバムのオープニング曲として
ふさわしい曲だと思っています。
恋する少女がいて、
ぶっきらぼうな彼がいて、
恋をあおる神様がいる。
この先どうなるのか
ついつい引き込まれてしまいます。
1983年の中原めいこの
「月夜に気をつけて!」も似た構図ですね。
(こちらは月の女神が登場)
E.Piano:佐藤博
E.Guitar:鈴木茂
Ac.Guitar:Ted M.Gibson
E.Bass:高水健司
Drums:林立夫
Percussions:斉藤ノブ
Ac.Piano:佐藤準
Alto Sax: 渕野繁雄
Chorus:AMII'S CHILD & DADDY
Strings:玉野ストリングス
このアルバム「Stop Motion」は
全曲 作詞/作曲/編曲 尾崎亜美。
すべてを自分で行った
初のセルフプロデュースアルバムで、
僕のお気に入りの1枚です。
[ご連絡]
次回の更新は日曜日の予定で
いつもなら0:00過ぎに更新するのですが、
都合により21:00以降になると思います。
---
以下は過去記事です。
尾崎亜美はこれで7記事目になりました。
初恋の通り雨 尾崎亜美
中原めいこの似た構図の曲「月夜に気をつけて!」
波音でオープニングの夏の曲と言えばこの曲も