「ブラジルの首都はブラジリアだからね。
サンパウロでもリオデジャネイロでもないからね」
「ブラジルの公用語はポルトガル語ね。
ブラジル語はないよ。スペイン語でもないからね」
「ここ試験にでるよ」

高校のとき、そう習った。

その時は思わなかったが、
いま思えばそんな教養も意外と役に立つものだ。

 

Rio de Janeiro 小野リサ 1990年
前半はインストゥルメンタル。歌は2:08から。

行ってみたい街、リオデジャネイロ。

ブラジルの第2の都市。世界遺産。
コルコバードのキリスト像に見守られた街。
ポン・ヂ・アスーカル、
イパネマ海岸、コパカバーナ海岸がある街。
カーニバルの街。
サンバやボサノバが生まれた街。
太陽と海と神の街。

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ポルトガル語がわからない僕は
いつもの様に自動翻訳ツールと
今回はChatGPTも使って
ポルトガル語の歌詞を訳してみた。

もし美しさが太陽の光から生れるのなら
もし生命が海から生れたのなら
私のリオ・デ・ジャネイロは
贖い主キリストが住むために、
神が造り、祝福した
最初の場所。
この地を訪れた者は
そのすばらしさに感動し、
目を輝かせて去っていく。
この街は人々を魅了する。
朝と月明かりの夜に
誰もが恋に落ちる。
そして人々は、ただ主に祈る
いつかまたここに戻ってこれますように…


歌詞にも太陽、海、神がちりばめられていた。

リオデジャネイロは
現地のカリオカ(リオっ子)の発音だと
"ヒウジジャネイル" となる。

 

Stompin' at The Savoy (DREAM) 小野リサ

この曲はアメリカのジャズのスタンダード曲だけど
"Samba do Avião" という曲が挿入されていて、
曲の中盤や2:40以降は
"ヒウジジャネイル"の連呼になっている。
(アルバム「DREAM」はアメリカの曲を
ブラジル的に再発見する試みがされている)

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「Rio de Janeiro」は
2ndアルバム Nanã (ナナン)に収録された
小野リサの曲。

作詞 Paulo César Pinheiro 
作曲 Alberto Arantes 

1990年4月21日リリース。



[アルバムNanã (ナナン)について]
作曲やアルバム制作の楽しさを覚え、
のんびりとリオの空の下で作りました。
(公式ページより)

なので、おそらくこの曲は
リオデジャネイロ録音だろう。


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ChatGPTはすごいね。
上の歌詞の翻訳はChatGPTの出力に

少し手を加えたもの。

僕が使った3つの自動翻訳ツールと比べても
ChatGPTの翻訳が一番こなれていた。

松田聖子や中原めいこの誕生日や
ヒット曲を聞いても
しれっと大ウソを教えるくせに。

意味が分かってなくても
一番もっともらしい情報を
うまく結び付けて回答する
生成AIのアルゴリズムは
翻訳ではうまく機能するみたい。
最後は人間のチェックがまだ必要だけど。

ちなみに歌詞カードの翻訳は以下。

 


今後、翻訳家は楽できるかも?
いや逆に大変か。

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以下は過去記事です。