冷たい霧 雪に変わったと
駆けてゆくうしろ姿
銀色が不思議に似あうのは
瞳が輝いているから

この出だしの
「冷たい霧 雪に変わったと」
このフレーズが好きで、
この曲の記事を書くなら今かなと思った。

 

もどかしい夢 (Stop Motion) 尾崎亜美 1978年

21才の尾崎亜美が
渾身の力をこめて
可愛く歌っているのである。

いやマジで。

尾崎亜美の記事を書くたびに
可愛い可愛いといっている僕だが、
この曲はこうでも書かないと、
自分でもこっぱずかしい。

1番,2番ともに歌詞は
前半が男性パート、後半が女性パートに
分かれている。

もちろん可愛いのは後半パートだ。
男性パートと歌い分けている様に聴こえる。

間奏のE.Guitarは松原正樹。これもいい。

元は尾崎亜美が

南沙織(1978年 当時23才)に提供した曲。
だけど、あの南沙織が歌っても可愛くないのだ。
興味ある人は聴いてみて。
きっと驚くから。

(南沙織の歌はYouTubeで見つからなかった。
Spotify等の音楽配信にはあります。)

1980年には19才の浅野ゆう子がカバーしている。

これも驚くだろう。
尾崎亜美と違った色っぽさに笑う。

 

もどかしい夢 浅野ゆう子 1980年
アルバム「STOP THE CONVERSATION」より


結論。やっぱり尾崎亜美は可愛い。

しょうがないでしょ。
中学生の時からそう思ってんだから。

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「もどかしい夢」は尾崎亜美の3rdアルバム
「Stop Motion」の曲。

1978年7月5日にリリース。

このアルバムは
全曲 作詞/作曲/編曲 尾崎亜美。
すべてを自分で行った
初のセルフプロデュースアルバムとなった。

少女の心情を歌った曲が多いアルバムで
LPの帯にはこう記されている。

「恥ずかしいようなうれしいような
とても複雑な気持です。
でも心のスクリーンをあなたに
お見せしたいのです。」

「もどかしい夢」は
1978年1月21日リリースの南沙織のシングル
「春の予感 -I've been mellow-」のB面曲だった。
このシングルはA面/B面ともに
尾崎亜美が他人に対して初めて提供した曲。
「Stop Motion」でセルフカバーしたことになる。

南沙織の「春の予感 -I've been mellow-」は
資生堂の78年 春のキャンペーンソング。

 

春の予感 -I've been mellow- 南沙織 

(レコード音源)
レコーディングでは歌い方が「沙織節」に

ならないよう厳しく行われたため
彼女にしてはクセが少ない歌い方になっている。
だが生歌では沙織節が全開なのだった。

 

春の予感 -I've been mellow- 尾崎亜美
アルバム「Stop Motion」でこの曲もセルフカバー

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以下は過去記事です。