no.024 モニタースピーカーを選ぶ② | ジョンのブログ

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 世界中のどこのスタジオでも同じようなモニタースピーカーが設置されている事は嘆かわしいことだ。

(モニタースピーカーとは録音時に技師や演奏家が聞くためのスピーカーのこと)

 20世紀後半のレコード会社は、それぞれ音楽に対する考え方も、音の捉え方も、それぞれ異なっていた。そして、各社が個性的でそれぞれの主張があった。

 では、21世紀の音が個性的ではないかと言うと、そうでもない。私には現在の音楽シーンが作り出している音は100年後に振り返ったら、非常に個性的な音だった言われるだろう。ただ、現在、世界中どこのスタジオも同じような音を作っているという点では無個性だ。

 これは不特定多数の人に気に入られたいと思うスタジオや、ミュージシャンが増えたからだと思う。また、近年のそのような思想の根源は、現代社会におけるイデオロギーの単一化による弊害だと思っている。

 今日のこのような傾向は、現在の資本主義社会の末期的症状の反映だと思えてならない。大量消費社会が破綻を来たし、人類が新たなイデオロギーを模索し始めた時、世界の音はおのずと変化するだろう。

 もし、あなたが個性的なレコード(音声の記録)を作ろうと思うならば、あるいは、時代に流されないものを作ろうとか、今ではない新たな時代の音を作りたいという気持ちがあるのならば、私は、人とは違うモニタースピーカーをお勧めしたい。