no.22 がなるボーカル,下がるフェーダー | ジョンのブログ

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 パチンコ屋のような騒音の中で話そうとする時、人は自分が思っている以上にがなってしまうものだ。このパチンコ屋と同じような現象がステージ上でも起こっている。

 ライブハウスのステージの上では、客席よりもスピーカーから出るボーカルの音量が小さく設定されている。だいたい客席側のスピーカーよりも12デシベルくらい小さい音量でボーカルの返しが設定されている。デシベルという単位は3デシベルで2倍だから、12デシベルと言うとエネルギー比としては16分の1である。つまり、ステージでは客席で聞いている音の16分の1しかボーカルの音量が出ていないということになる。
 歌い手は、このような状況でも音を外さず歌わなければいけない。だから、ボーカルは大変なのだ。

 このような理由から多くのボーカリストはステージで、がなって歌ってしまう。自分の声が聞こえないからだ。自分の声が聞こえないとき、人はがなってしまう。このようなことはラジオのディスクジョッキーの間でも、まれに起きていることだ。そのことが歌手生命やDJ生命を脅かすことも少なくない。

 オペレーターの感覚と歌手の感覚が隔たっていることも、歌手ががなる原因の一つだ。オペレーターが楽器の音量を上げれば、歌手はがなる。歌手ががなると、オペレーターは更に楽器の音量を上げる。このような悪循環が各地のライブハウスで蔓延している。