スピーカーの振動板は面積が広いほうが低音が出やすく、面積が狭いほうが高音が出やすい。
低い音のほうが波長が長いからだ。
このことはマイクロフォンも同じだ。
バスドラム用のマイクロフォンの中には口径が直径16センチにもなるものもある。
面積が大きいマイクで収録すればイコライザーで低音を上げなくとも重低音が得られる。電気的に低音を増幅した音は位相差を生ずるが、この方法を用いれば位相差を少なくすることができる。位相差が少ないことにより、豊かで、かつ引き締まった音を収録することができる。
しかし、大型振動板を持つマイクロフォンは値段も高価でなかなか手が出ないものだ。そこで、スピーカーをマイクロフォンとして使う方法がある。大型のウーファーの末端を変換プラグでピンにして、それをミキサーなどに突っ込むのだ。
もともと、マイクロフォンとスピーカーの機構は同じである。スピーカーをバスドラムにくっつけてマイクロフォンにすればよいのだ。
30センチをこえるウーハーを使えば、高価な16センチマイク以上の性能さえ望めるというわけだ。
ただし、スピーカーを壊してしまわないように注意されたい。