no.017 スピーカーを増やすか、アンプの出力を上げるか | ジョンのブログ

ジョンのブログ

ようこそ、ジョンのブログへ

 スピーカーが2台になれば倍の音圧が出る。また、歪みは半分になる。
 音圧は3デシベルで倍のエネルギーだから、最大音圧が100デシベルまで出せるスピーカーが2台あれば、103デシベルまで出せる。
 スピーカーを1メートル客席に近づけることが可能ならば、音圧が3デシベルあがる。スピーカーの台数は半分ですむ。

 近年のスピーカーで最大音圧レベルがスペックに明記されていることは少なくなってしまった。だから、技師が耳で確認するしかない。

 能率と対入力から最大音圧レベルを推量することも難しい。スピーカーの能率が1ワットあたり100デシベルと明記されていたとしても、2ワットで103デシベルの音圧が得られるとは限らないからだ。もしかしたら103デシベルの音圧を得るためにアンプから50ワットの出力が必要なスピーカーかも知れない。

 技師のカンと耳がもっとも重要だ。
 技師が実際の音を聞いて、歪んでいると感じれば出力の大きなアンプにするか、スピーカーの台数を増やすかを決定する。あるいは、ボリュームを絞って音圧を上げることを諦める。

 歪が出たときに、それがスピーカーの振動板の限界によって起こった歪みなのか、あるいはアンプの増幅限界によって起こった歪みなのかを聞き分けることは難しい。生まれもった感性と知性の両方が必要だ。

 音圧は3デシベルで2倍、振動板の面積が倍になれば音圧が2倍、そして面積が倍になれば歪みは半分ということだけは覚えておきたい。