少しの電力で大きな音を出せるスピーカーを、能率の良いスピーカー。大きな電力を送らないと大きな音が出せないスピーカーを能率の悪いスピーカーと言う。
一般的なスピーカーの能率は1ワットあたり85デシベルから100デシベルくらいである。
能率85デシベルのスピーカーと、能率100デシベルのスピーカー。両者のスピーカーには15デシベルの開きがある。数字にすると僅かな差に感じるかもしれないが、実はこの両者のスピーカー、その音圧比は32倍にもなる。
デシベルという単位は3デシベルで量的には2倍になるからだ。
一般的にロックのコンサートでは120デシベルくらいの音量が出ると言われている。
この120デシベルの音圧を出すために、能率100デシベルのスピーカーならば、ざっと計算して120ワットくらいの出力が出せるアンプを必要とすることになるわけだが、能率85デシベルのスピーカーで120デシベルの音圧を出そうと思ったら、なんと2000ワット以上のアンプが必要になる。
そういうわけでスピーカーの能率を知ることは、アンプの出力を知る以上に重要である。