no.011 エコーとリバーブ① 声の性差と録音 | ジョンのブログ

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 お風呂で歌っているような残響音をリバーブといい、それを作り出す装置をリバーブレーターという。
 エコーは英語で山彦という意味で、カベなどに反射した音が時差をつけて反響することで、それを作り出す機械をディレイ・エフェクターなどと呼ぶ。
 勘違いしやすいのがエコーマシンであるが、これはリバーブマシンと同意語である。紛らわしくなってしまったのは、まだ残響と反響の定義が不明確な時代に、エンジニア達が機械に名称を与えてしまったからである。
 紛らわしいので、タイプ別に分類したい。

リバーブ群
・リバーブレーター
・スプリングリバーブ=スプリングエコー
・鉄板エコー=プレートエコー=プレートリバーブ
・エコーチェンバー=リバーブルーム=エコールーム
・デジタルリバーブ

エコー群
・ディレイ・エフェクター
・コーラス・エフェクター
・フェイズ・シフター
・ダブリング・エフェクター

 リバーブは残響、エコーは反響であるが、総合して空間系と呼んだりすることもあるようだ。

 現代の録音ではリバーブとエコーを同時にかける事が多いが、かけ方には注意が必要だ。

 例えば、女性の声にディレイやコーラスといったエコーを掛けすぎると、実際より声が老けて聞こえる。そもそも録音において声が若く聞こえるようになるということはなく、ほとんどの場合で声は歳をとって聞こえてしまう。
 刺身を冷解凍すれば鮮度は落ちるが、それと同じである。

 特に著しく鮮度が落ちるのは子供の声、次に若い女性である。理由は波形の短さにあるが、ここでは難しい説明は割愛する。

 録音による加齢現象を抑えるには、ディレイやコーラスをかけ過ぎないことだ。加齢現象を避けて響きを得るならばエコーよりもリバーブが良いだろう。

 男性の場合はディレイやコーラスといったエコーが効果的になる。こもりのない独特のスカッとした音質になるからだ。この場合はリバーブをかけすぎないほうが良い。

 アメリカの有名なポップグループのカーペンターズでも、女性(カレン)の声にはリバーブ系、男性(リチャード)の声にはエコー系を中心かけている。