歪みのかかったギターサウンドも、歪ませる部分により音質が異なる。
ギターアンプを歪ませる場所は
・エフェクター
・プリアンプ(コントロールアンプとも言う)
・パワーアンプ(メインアンプとも言う)
・スピーカーユニット(音が出る部分のことである)
の4種である。
たとえば、マーシャルやメッサブギーが発売しているギターアンプの歪み成分は、プリアンプの増幅素子*によって作られていることが多い。(*増幅素子:音を大きくするための電気部品)
スピーカーを駆動するためのアンプをパワーアンプというが、プリアンプはそのパワーアンプを駆動するためのアンプである。
プリは英語で“事前に”という意味だ。またプリアンプは、音質をコントロールするという意味から、コントロールアンプとも呼ばれている。
ギターアンプの場合、ほとんどの製品がプリアンプとパワーアンプが合体した総合アンプであるが、マーシャルの場合プリでしっかり歪んだ音を作っておいて、パワーアンプは純粋に増幅するという考え方だ。
フェンダーのギターアンプはパワーアンプで歪んだサウンドを作るものが少なくない。したがって、音量を上げないと歪が得られないが、パワーアンプによる歪みは、スピーカーユニットから帰ってくるの逆起電力を伴い独特のサウンドが得られる。
パワーアンプの歪みはスピーカーの歪みも伴っているというわけだ。搭載しているスピーカーユニットの諸特性の違いによりそれぞれ異なった歪みが得られる。
”クランチサウンド”と呼ばれるものの多くは、パワーアンプの歪みによって得られたサウンドか、あるいは、それを模倣したサウンドを指す。
ローリングストーンズはパワーアンプで歪んだサウンドを作るバンドである。エフェクターは通さず、パワー部のボリュームは開放に近く、プリ部のゲインはほとんど上げない。
録音時は田舎のだだっ広いスタジオを借り、ライブ並みの大音量を出し、それをマイクで周音しているそうだ。
エフェクターはプリアンプに行く前に、音質を変化させる道具である。プリに比べるとノイズに弱く、供給される電圧も9V程度であるため、回路が制限されるが、様々な音質を手軽に得られる。
↓フェンダーのデラックスリバーブはパワーアンプ部分で歪みを作るギターアンプである。ゲインはなく、ボリュームだけが付いている。BBキングはこのアンプをフルボリュームにし、ギター側のvolumeだけで音量調整している。
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