no.006 歪んでナンボのギターアンプ | ジョンのブログ

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 生で鳴らせば蚊の鳴くようなスカスカな音しか出ないエレキギターも、アンプを通せば堂々としたサウンドで鳴り響くものだ。

 つまり、我々が耳にしているエレキギターの音色は、原音を忠実に増幅した音ではないということ。すなわち、それは歪みである。どんなにクリーンな澄みきった音でも、たとえ青空を連想させるような音だとしても、原音とは大きくかけ離れた音が出ているわけだ。音響工学的にはこれも歪みである。

 つまりは多かれ少なかれエレキギターの音色は歪んでいる・・・というわけである。

 ピュア・オーディオのファンは驚くかもしれないが、ギターアンプには実に多くの製品に真空管が使われている。それは、多くの人が、真空管のほうが効果的な歪が得られると考えているからだ。

 真空管とは、音圧を上げるための電気部品のことだ。初期のラジオの頃から使われている原始的な増幅素子である。

 通常のアンプで使用されている増幅素子には、安くて特性もいいトランジスターが使われている。 しかしながら、ギターのアンプという代物は、高級になればなるほど、特性が悪く、しかも、カタチも大きく、消耗の激しい真空管を増幅素子として使っているのだ。

 歪みは場合によっては音楽に幸運をもたらす。しかし、勘違いして使うと不快でしかない。次回は少し掘り下げて歪みについて考えてみよう。

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