「~された」という犠牲者意識に陥りがちなクライアントさん。
犠牲者意識の裏側にこそ、理想の自分像が隠されていました。
日常的に「~された」という犠牲者意識になってしまうのをどう捉えたら良いかというクライアント。
ご自分を犠牲者にしてしまう思考癖には、このような背景がありました。
小さい頃お母さんから
「あなたに悪い事が起きるのは、私のせいだ。」
というようなことを何度か言われていたそうです。
言われていた時は、「なんでそんな事を言うのだろう?」と不思議に思っていただけだったようですが、この言葉は潜在意識に深く刻まれていたのかもしれません。
身体の不調や、何か受け入れたくない事が自分の身に起きる時、誰かのせいにしてしまっていたようです。
誰かが悪い、誰かが治してくれない、誰かが認めてくれない。。。。
本当に自分の身に起きる問題を解消したいのであれば、
誰かのせいにするのは、表面的なメリットしかない事。
そしてそのメリットはただ繰り返されるだけで、本当の問題は解決には向かっていないことも知っておく必要があります。
クライアントさんは、同居されているお義母さんの事で、ご主人に話を聞いてほしかった時、
毎回聞いてもらいたい事から、ご主人の話に話をすり替えられてしまい、ご自分の大変さや労力を一向に認めてもらえず、その度に胃もたれを起こしていたようです。
そして、ご自分で気づかれました。
夫が毎回俺の方が大変だ!
と話しを持っていってしまう、「された」と思う事の反対側は何だろう?と思考して、
「私が嫁として気を遣ってあげてるのよ!」と被害者ぶってるとわかりました。
自分の方が大変だ!と言うことは、懐が狭くてカッコ悪いと思いつつ、自分も夫と同じことを行っていました。
なぜ、カッコ悪いと思いつつ被害者ぶりたかったのでしょう?
そこにこそ本当の自分の理想像が隠されています。
この方の理想の人間像、女性としてどんな自分でいたいか、どういう人格者と周りから思われたいかを伺ってみました。
すると、
女性として、人の完璧では無い面も受け入れて話しを聞いたり、起きることをユーモアを持って面白がって受け止めて手放していく。周りの人が安心して本音を話してくれる、そんな人格者
でした。
自分の理想とするイメージがあるからこそ、無意識にも「理想の自分でいられない、成らせてもらえない。」 と恐れる時に、私達は犠牲者になろうとしてしまいます。
自分で自分の事を分かっていないと、無意識に他力に頼ってまで、理想の自分でいる為に犠牲者として行動しているかもしれませんよ。
本当の自分の理想像。 あなたは知っていますか?
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