思春期の子供と過ごしていると、ちょっとした声かけ一つで気まずくなったり、反発を招いてしまったりすることがありますよね。
「手伝ってほしい」と思っても、どう伝えるかで親子の関係性は大きく変わります。
今日は、庭の手入れを手伝ってほしい時の頼み方を例に、思春期の子供との円滑な関係づくりのヒントをお伝えします。
思春期の子供と円滑な関係を築く方法
庭の草刈りと雑草取りを17歳の息子にお願いした
17歳の息子は、今夏休み。家にいる時はオンラインゲーム三昧。
そこで庭の草が伸びてきたので一緒にやらないか尋ねました。
返事は「いやだ。」
ところが、自分の部屋への階段を上がる途中で立ち止まり、
「何時からやるの?」
と逆に訊ねてきました。
結果、一緒に草刈りと雑草取りをし、庭も綺麗になり、感謝と笑顔の時間を一緒に過ごすことが出来ました。
昔の私であったなら、「どうせゲームばかりなんでしょ!少しは家の手伝いしなさいよ!」と言っていたでしょう。
そして、きっと息子は断固として手伝わないか、イヤイヤ手伝わされ、雰囲気はピリピリしていたかもしれません。
息子は8歳の頃、ものすごい反抗期で、親子関係が崩れるくらい大変だった事もありました。
その頃は毎日喧嘩。私は意見を押し付けることで相手を動かそうと必死でした。
庭の手入れのお手伝いをお願いする時のポイント
押し付けずに、相手に平穏に手伝ってもらうには。
1.自由選択を与える
「ちょっと庭の手入れを一緒にしない?」
「気が向いたらでいいよ」
と、やる・やらないを子供自身に選ばせることが大切です。
思春期の子供は「自分で決めたい」という気持ちが強い時期。親から一方的に「やりなさい」と言われると、反発心が出やすくなります。
2.「自分がやりたいこと」に子供を誘う
「庭をきれいにしたいから、一緒にやってくれると嬉しいな」
と、あくまで自分の望みとして伝えるのがポイントです。
「あなたのために」や「あなたがやるべきこと」という押しつけではなく、
「私は庭の手入れをしたい。その時間を一緒に過ごしたい」
という素直な気持ちを表現すると、子供は心を開きやすくなります。
3.断られてもOKと受け入れる
「今はやらないんだね。わかったよ」
もし断られても、それを無理に変えようとせず、その選択を尊重することが大切です。
親が本当に「それでもいい」と受け止めると、子供は「自分で選んだ」という手応えを感じ、自立心が育ちます。
子供が考え始めること
こうした関わり方をしていると、子供は自然に次のようなことを考えるようになります。
-
自分にもできそうかどうか
-
手伝うことで相手(親)が助かるかどうか
-
手伝うと相手が喜ぶかどうか
そして、他に優先することがなければ、子供自身が「じゃあやってみよう」と決めて動き出します。
親の大前提を忘れない
大切なのは、庭の手入れをしたいのは自分であるという前提です。
「子供に手伝わせたい」ではなく、
「自分がやりたいことを、一緒に楽しめたらいいな」
という気持ちから声をかけると、無理のない自然な関係が築けます。
まとめ
思春期の子供との関係は、
「自由な選択」「素直な誘い」「断られても受け入れる心」
が大きなカギになります。
庭仕事に限らず、日常のちょっとしたことにこのスタンスを取り入れることで、
親子の距離がふっと近づく瞬間が増えていきますよ。
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