自分の感情を素直に表すことを自分に禁じている方が、今多くいらっしゃるように感じています。
私もかつてはそうでした。
ある種のネガティブ感情を表に出さない、という選択をしていた時期がありました。
それは自分を守るための防衛策のようなものだったと思います。
感情を素直に出さない、出せない、出したくないのは、
そうする事は「恥」という感覚があったからです。
感情を表に出さない事自体は、【悪い事】と周りから判断されるものではないし、そもそも外側には「隠しているのでバレるわけがない」と思っていました。
しかし、感情を素直に表に出さないでいると、内面に葛藤が蓄積されていきました。
それは、身体に不快な症状や病気として現れたり、空虚感が埋まらないので、それを埋めるために食べ物やアルコール、甘い物や買い物など、外側から物質的な物を取り入れようと躍起になっていました。
感情を表に出してしまえば、相手から拒絶、否定、非難、見捨て、などの恐れがある為、感情を表に出すことでそうなった場合の無価値な自分、恥な自分という感覚に陥るくらいなら、絶対に感情を表に出さないという事を無意識にも選択していたのです。
しかし、感情を隠せていたつもりが、表情や態度にあからさまに現れていた事を認めざる負えなくなった時がきました。
自分が感情を表に出しているつもりが無くとも、相手への無言の圧力や、コミュニケーションを経つ事を試みたり、相手を拒絶し、認めないようにしていたその振る舞いこそが、自分の感情そのものが表われていたのです。
時には相手に義務的に接する事で、無言に感情を表していた事もありました。
感情を表に出さない、出せない、出したくないという選択をしていた事で、病気になり、行き詰り、結局のところ自分の感情は隠せていたわけでも表に出ていなかったわけでもなかった事に気が付きました。
そんな未熟な私を見捨てることなく、存在を認めてくれていたのは、紛れもなくその相手でした。
自分だけが、内面にある目に見えない「恐れ」と戦っていたのです。
感情を出さない、出せない、出したくないのは、相手との繋がりを無かった事にしたくないからこそ。
ご自分の「恐れ」が一体何なのか、是非見つけてみてください。
自分の恐れに正直に素直に向き合えると、感情を表すことに何も躊躇しなくなり、素直で自分に正直でいられるでしょう。
感情を出さない、出せない、出したくない選択をされている方が、ご自分の大きな愛にどうか気付かれますように。
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