日本平桜マラソン
第35回日本平桜マラソンに参加した。桜は今が満開で、正にその名に相応しい大会となった。今年は例年よりスタートが1時間早まり、5kmの部は午前8時40分のスタートになった。私は7時30分、車で家を出て、長年勤めた会社の駐車場へ。車を停めさせてもらい、徒歩で数分、草薙総合運動場の陸上競技場に到着した。既に大勢の参加者が、芝生の上など思い思いの場所にビニールシートを敷き、陣取っている。私も競技場前の芝生の一角に荷物を置いた。荷物預所に預けるまでもなかろう。スタートまでまだ時間があったので、先に参加賞のウエストポーチを受け取っておいた。8時15分、メインの22,8kmがスタート。山上りとあって近年は大学駅伝の選手が大勢出走し、箱根5区の試金石となっている。今年も青学、東洋、東海など有力校の選手がエントリーした。注目は2年連続で5区を走った青学の竹石選手。8時30分、10kmがスタート。選手たちが競技場を出た後、二人の参加者が慌ててスタート地点に入ってきた。のどかな雰囲気だ。 桜並木の中、2km地点あたりを走る8時45分、いよいよ5kmがスタートした。5kmの参加者は約1,500人。競技場を出るまでは早歩き程度のスピードしか出ない。後ろで「瀬古さん!」の声がした。出口に選手たちを見送る瀬古さんの姿が。近づこうと思った時には隣の女性が彼にハイタッチしていた。残念、あの瀬古さんとハイタッチし損なった。1km地点まではほぼ平坦なコース。体調は万全だ。少しづつ上り坂になってきた。まだまだ快調。今迄の練習が効いている。動物園を過ぎる2km地点辺りから傾斜がきつくなってきた。歩いている人もいる。正念場だ。ここで踏ん張って順位を稼ぐ。折り返し地点通過。ここからは下り坂だ。携帯したスポーツ飲料を飲み、時計を見ると17分30秒ほど。予想タイムより3分も速い。「よし、いける!」残り半分は下り坂。35分を切れそうだ。ラスト1kmは結構キツかったが、競技場に入り、ピカピカのトラックを走っている時はイイ気分だった。ゴールし、完走証を受け取った。タイムはグロスで33分23秒。ネットで32分30秒。ふじかわキウイマラソンとほぼ同じタイム、同じ位の順位だった。上り坂が全体の半分有り、てっきり5分位遅れると思っていたが、日々の努力の結果だろうか。長距離走は自分自身との闘いだが、競争相手がいる以上、アドレナリンは分泌され、前の人を抜こうとする力が湧く。初めて参加した日本平桜マラソン。最高のコンディションの中、最高の結果を出すことができた。来年も参加しようか、とも思うがまだ未定だ。因みに22,8kmの優勝者は本命の竹石選手だった。駅伝での活躍が期待される。