僕のブログでは
多くの動画、サイトを引用させて
いただいていますが、その大半は
「アメリカ発の英語の動画・英語のサイト」
です。
 
理由は非常に単純で、
アメリカンフットボール関連の
動画・文献は英語で検索すれば
見きれないほど出てくるからで、
その中から
「これ、いいな!」
「これ、わかりやすいな!」
と思ったものを使わせていただいて
います。
 
-----
 
アメリカンフットボールはアメリカ発祥の
スポーツで、アメリカは英語が公用語
ですよね。
アメリカンフットボールの試合用語も
すべて英語、
日本でやっているアメリカンフットボールも用語はほとんどが英語です。
 
学校の授業でも好き嫌いがけっこう
分かれる
「英語」
ですが、
やはりアメリカンフットボールとは
切っても切り離せない関係だと思います。
 
今回は、
「アメリカンフットボールと英語」
について書いてみたいと思います。
 
 
----------
 
検索エンジンやYoutubeで、英語で
「American Football Quarterback」
と検索してみてください。
本当にたくさんの検索結果を得られます。
 
日本語で、
「アメリカンフットボール 
クォーターバック」
もしくは
「アメフト クォーターバック」

を検索してみてください。

 

もちろん日本語でも検索結果は出ますが、
直接的なクォーターバックに関する記事や
動画の数は少ないですね。
 
ちょっと前に書いた
 
「プレスナップリード」
「ポストスナップリード」
を日本語で検索しても
ほとんどヒットしません。
 
ちょっと専門的なことを調べたいと
思ったらやはり英語で検索したほうが
結果を得やすいです。
 
-----

 

英語で検索すると、

NFLのトッププレーヤーの動きの分析、
NFLや有名大学のコーチによる指導動画、
引退した元選手によるクリニック動画、
専門家によるプレー解説、
コーチの職を探している人の動画
など、
 
「何か知りたい!」
との思いに答えてくれるものは
たくさん見つかりますね。

-----

 上で、

「コーチの職を探している人の動画」

と書きましたが、全米中に

「憧れの職業=フットボールコーチ」

に就きたがっている人が星の数ほどいます。

 

「私が考えるオフェンス理論」

「私が考えるディフェンス理論」

「指導論・指導法」

などを動画にしてアップし、

どこかのチームの目に留まって

「コーチとして採用」

される日を夢見ています。

 

こういった資料もアメリカンフットボールの戦略理解などの助けの一翼を担って

いますね。

 

-----
 
アメリカには
「Football Coach」
と言う職業が存在します。
 
職業としてアメリカンフットボールを
教えている人、
職業としてアメリカンフットボールチームを管理している人
など、
「アメリカンフットボールのコーチ」
を生業としている方がいます。

 

日本でも、一部の企業チームや大学で
「アメリカンフットボールのコーチ」
を生業としている方はいますが、
ごくごく一部ですね。
社会的にも認知度は低いです。
 
ちなみに、アメリカの男性が憧れる職業は
 
No.1 アメリカ大統領
No.2 ニューヨーク市長
No.3 フットボールチームのヘッドコーチ
 
と言われています。
 
第3位に
「フットボールチームのヘッドコーチ」

が挙がるほど、社会的ステータスの高い

職業です。

 

-----

 

https://www.footballxos.com/free-football-playbooks/

 

このページではNFLやカレッジの

プレーブックやコーチング理論の寄稿

などが無料で公開されています。

 

もちろん、最新のものではないですが、

ものすごい情報が無料で公開されているのは驚きですね!

 

圧巻はNFLのプレーブック。

1985年のSan Francisco 49ersの

West Coast Offenseや、

2001年のDallas Cowboysの

600ページに及ぶプレーブックなど、

とにかく驚きです!!

 

----------

 
僕はカナダで長く生活していましたので、
NFLやカレッジの試合は当然、
「英語でのテレビ中継」
を見ていましたし、ニュース番組の
「アメリカンフットボール解説」
も当然英語でした。
ちなみに、僕のお気に入り解説者は
Terry Bradshawですね。あの名選手が
「飲み屋のおやじ」
見たいなノリで話しているのが好きでした!
 
-----
 
帰国後の一時期、英会話学校に勤務し、
教務主任も務めて、
「勤務する英語講師に、英語と教え方」
の指導をしていました。
 
特に、僕は
「発音矯正」
が得意で、英会話学校退職後の今も、
その「発音矯正」の分野に特化して
個人指導しています。
 
子供に英語を教える機会があったの
ですが、
 
「英語なんか僕には必要ない!」
という小学生がいました。
この子は基本的に勉強嫌いな子で
「算数もいらない、理科もいらない!」
と言っていましたが。
 
「将来の夢は?」
と聞くと、
「プロ野球選手!!」
と答えていました。
「メジャーリーグも行きたい?」
との問いにも
「行きたい!!」
と............
 
将来的にその子がメジャーリーグに
いきたくなったら英語は必要です。
 
先日引退したイチロー選手は記者会見は
必ず日本語で行い、通訳を介して行って
いました。
 
「細かなニュアンスを伝えたいが
僕にはその英語力がないから」
がその理由だそうですが、

イチローが英語をしゃべれないわけでは
ないのは、
フィールド上で他のプレーヤーと話を
している姿を見てもわかりますね。
 
サッカーのプレミアリーグでも英語が
わからないと役に立ちません。
 
アメリカンフットボールは他の
どんなスポーツよりも
「言葉によるコミュニケーション」
が大切ですから、
 
「英語ができること」
は将来を見越す上で非常に重要なこと
です。
 
-----
 
NFLは
「もうちょっと先の話」
かも知れませんが、
現実的に切実なところでは、
Xリーグでも強豪チームの多くが米国人QBを抱えているというところですね。
 
日本語が出来る米国人選手もいるかも
しれませんが、
「英語で直接会話が出来る」
だけで、意思疎通のレベルが変わると
思います。
 
----------
 
先日読んだサイト
「Touchdown Network NFLの扉をこじ開けかけた男」

のオービックのWR木下典明選手の記事が

印象的でした。


以下はこのサイトからの抜粋です。

彼が2007年のアトランタキャンプ参加

したときの米国人コーチのコメントです。

 

「ノリはアトランタのコーチも

評価していた。

スーパースターではないが、

米国人の選手に伍してプレーしていた。


残念だったのは、

英語でのコミュニケーションに課題が

あり、

オーディブルなどでQBやWRとの瞬時の

意思疎通ができなかったのが、

大きなマイナスだった。


米国人、日本人に関係なく、

本物のフットボール選手だった」

(文中より抜粋)

 

-----

 

日本でも、アメリカンフットボールに

かかわる用語、プレーコールは英語ですが、

その英語は

「日本語英語・カタカナ英語」

です。

 

ひとつ理解していただきたいのは、

 

「日本語英語・カタカナ英語」

「日本語なまりの英語」

ではなく、

「日本人にしか通じない英語」

です。

 

中学・高校の英語の授業で朗読している

先生・生徒の英語の大半は

「日本語なまりの英語」

ではなく、

「日本人にしか通じない英語」

です。

 

「日本語なまりの英語」

は世界で通用しますが、

「日本人にしか通じない英語」

は「日本でしか」通用しません。

 

例えば、コンビネーションパスの

「ポスト・フラット(Post-Flat)」

は英語の発音をカタカナに直すと

「ポウス・フラッ」

のように聞こえます。

 

ただでさえ、

「日本語英語と違う本物の英語」

しかも、ハドルの中で、息の上がったQBが

しゃべっている英語では聞き取るのは

かなり難しいでしょうね。

慣れが必要です。

 

おまけに英語にも地方の訛りがあります。

南部訛りの英語は僕は苦手で

なかなか聞き取れません(笑)

 

-----

 

このサイトで、もうひとつ印象に残った

ところを抜粋します。

 

”米国に挑戦してきた日本人選手は数多く

見てきたが、

木下が米国でも通用すると感じたのは、

米国人選手を相手にしても全く遠慮しない

度胸だ。

アトランタでの練習も実際に見たが、

多くの日本人選手が戦わずして

「ゲスト選手」になってしまう中、

木下は自分のペースを乱さない度胸が

印象的だった。”(文中より抜粋)

 

「夢の中にいるみたいだ!」

「僕がこんなところにいていいんだろうか?」

 

と、アメリカでプレーしていることだけに

満足してしまったり、

アメリカ人選手に囲まれて萎縮して

しまったり。

 

-----

 

「アメリカ人選手に囲まれて萎縮して

しまったり」

については、僕自身似たような経験を

したことがあります。

 

世界的に有名なカナダのスキーリゾートで

あるWhistler/Blackcombで10数年スキーを

教えていたのですが、

インストラクターになったばかりのころの

話です。

 

一日のレッスンが始まる前に、

「Morning Session」

という小一時間のトレーニングがあります。

その日のスロープコンディションを

チェックすると同時に、

日ごとに課題を決めて

「今日はショートターン」

「今日はこぶ斜面」

「今日は高速ターン」

などのトレーニングします。

 

はじめてこの「Morning Session」に

参加したとき、周りを見回しても、

アジア人は僕だけ。

あとのインストラクターは、金髪・青い目の

インストラクターばかりで、その姿を

見るだけで

「こいつら、無茶苦茶上手そう!!」

と萎縮してしまいました。

雰囲気にのまれるというか、

アウェイ感満載で。

「このアジア人、誰だ?」

って感じで見られてましたし。

 

いざ、滑り出してみると

上手いやつもいますが、それなりの奴も

いて、

「あぁ、こいつらも同じ人間だぁ」

と実感してことがありました。

 

---------

 
上で、
 
”ただでさえ、

「日本語英語と違う本物の英語」

しかも、ハドルの中で、息の上がったQBが

しゃべっている英語では聞き取るのは

かなり難しいでしょうね。

慣れが必要です。”

 

と書きましたが、英語はまさに、

「習うより慣れろ!」

です。


頭のよしあしも全然関係ありません。

カナダ、アメリカをはじめ、英語圏で

いろいろ仕事をしてきましたが、

「こいつ、頭悪いなぁ」

と思うやつらも

「英語ペラペラ」

でしたからね!

 
----------
 
これは僕の考えなのですが、
日本の中学校・高校で教えているのは
英語ではなく、
「英語学」
ではないかと思います。
 
「学問としての英語」
を教えていて
「言葉としての英語」
を教えている感じは弱いと思います。
 
-----
 
だからと言って、
「学校で習う英語は役に立たないか」
というと、そうではないと思います。
僕自身の経験に由来するのですが、
 
僕は英会話教室などには通ったことが
ありません。
英語を学んだのは日本の中学校・高校の
授業だけです。それでも何とかなってます。
 
僕の英語を
「実践に役立つ英語」
にしてくれたのは
「洋楽好き」
だったことかなあと思います。とくに
「アメリカンロック」

が大好きでしたねぇ。

 

歌詞なんか知らないのに歌が歌えるくらい、
何度も何度も
「聞いては真似し、聞いては真似し」
をくりかえしていました。俗に言う
「耳コピ」
をやってました。
今でも
「それっぽく歌えるけど歌詞は知らない」
と言う歌はたくさんあります。
 
「聞いては真似し、聞いては真似し」

しているうちに、知らず知らずに

「ヒアリングを鍛え、発音を鍛え」

ていたんだと思います。

 

カナダ滞在のときに

「アメリカ生まれなの?」

と言われたことがありましたが、

たぶん僕がアメリカンロックを真似して

英語を覚えたからだと思います。


----------
 
英語に抵抗がなくなると、
「アメリカンフットボールの理解を
深める」
チャンスが増えます。
 
本場の情報を即座に得ることが出来ます。
 
アメリカンフットボールをプレーする
アメリカンフットボールを見て楽しむ
上で、やっぱり英語は出来たほうが
いいですね!
 

今回は、この辺で。

ありがとうございました。

 

----------

 

『イベント開催決定!!』

2019年7月7日(日)、山口県山陽小野田市の

コミュニティカフェWAKAYAMAで、

『山口でアメリカンフットボールを盛り上げよう!!』

を開催します。

 

ゲストはあの、浜田篤則氏!!

関西学院中・高・大で活躍、毎日放送、GAORAの解説

でもおなじみですね!

 

詳細はフライヤーのとおりです。

ぜひ会場でお会いしましょう!

 

 

 

----------

 

毎月第2・第4月曜日21:00~22:00!!

アメリカンフットボール応援ラジオ番組

「山口で、アメリカンフットボールを盛り上げよう!!」

にレギュラー出演しています!!

 

こんなに面白いのに、いまいちよく理解されていない

アメリカンフットボールを、面白おかしく、

「居酒屋のおっさんトーク」

的な感じで語る一時間!!

 

山口県山陽小野田市のコミュニティラジオ局

「FMさんさんキララ」

からお届けしています!!

インターネット放送で、日本中・世界中どこからでも

聴くことが出来ます!!

よろしくお願いいたします。

 

https://fmplapla.com/fmsunsunkirara/

 

このアドレスからアクセスできます!!

 

※番組再編に伴い、7月からは

『第2第4火曜日21:00から』

お届けしますよ!!

-----

 

私が出演させて頂きしました

 

映画「形のない骨」

(2018年7月公開 by エレファントハウス)

 

のDVD発売とレンタル開始です!

4月24日同時リリースです!

 

田中英二役で出ております。

(メインキャスト紹介欄参照)

 

映画 「形のない骨」

 

昨年夏に公開されたのですが、

DVD付属の小冊子に、キャスティングの

裏話などが書かれています。

 

監督は

「CM界の『女性美の魔術師』」

と呼ばれている小島淳二氏。

 

長く、資生堂のCMを担当されていた

方です。

 

NHKの「わろてんか」の

タイトルバックのCGや、

 

フジテレビ「ボクらの時代」

のオープニングタイトルバックCG、

 

最近で言えば、米倉涼子さんの

アサヒビールのCMだったり、

 

ドリカムのMVなんかもやっている方です。

 

小島監督のその他の作品、

こちらのサイトからご覧いただけます。

 

http://www.teeveeg.com/

 

よろしくお願い致します!

 

-----

 

他にも、こんな作品に出ています。

 

関門PR動画「Come on! 関門」

 

フェリーの上で英語を喋っている変な

おじさん役です!

 

「A kind person」

これには

 

「自殺志願のサラリーマン」役ででてます!

 

これらもよろしくお願い致します。

 

----------

 

次回は、

 

「QBとディフェンス ディフェンシブバック」

について書いてみたいと思います。

 

QBと対峙するディフェンスを各ポジションごとに

紹介してみたいと思います。