お腹の中で聞いた音
人間の五感をつかさどる器官の中で、一番始めにその機能が完成するのが聴覚だと言われています。よって胎児は子宮の中で内外の音を聞くことができ、それを記憶することも可能なのだのだとか。なんとも神秘的な研究結果です。すると我が子は、どのような音を記憶しこの世に生まれて来たのでしょうか?
出産を機に趣味から一時遠ざかっていた私、子どもが1才6ヵ月になりそろそろ再開しようと決めました。
かれこれ20年程、お琴を続けています。最初は13本の弦が張られた一般に言われる普通の「琴」、次に「琴」の低音楽器で17本の弦が張られた「17弦」、それだけにとどまらず3本の弦の「三味線」、音が鳴るまでにちょっと練習が必要な「尺八」とすっかり和楽器の魅力に取り付かれてしまいました。
「琴」の演奏は合奏形態が主流で、「三味線」や「尺八」などと共に何パートかに分かれて演奏します。大きな演奏会では100人を超える規模で合奏することもあり、そのスケールの大きさも私にとっては魅力の一つと言えます。
さて、出産後、年に一度の「ひき初め会」への参加だけにとどまっていましたが、今月からは子連れでお稽古に復帰です。なおくんがお昼寝してくれることを期待しながら、いざ入室!
「下手なお琴では絶対に眠れないけれど、上手なお琴だとうっとりいい気持ちで眠たくなると信じる」なんて先生に冗談を言いながらお稽古が始まると、なおくんタイミング良くお昼寝に突入です。ラッキー☆
出産2ヶ月前まで演奏会に参加していた私、なおくんもお腹の中でお琴の音色を聞いていたのかもしれません。
「おかーちゃんのお腹ん中でこの音聞いて、よー寝たわぁ~」なんて思いながら眠りについたのでしょうか。
「お母さん、お琴弾いて。」なんて言ってくれる日が来たら夢みたいだなと思うのです。