海のものと、山のものと、小さいひとと。 -154ページ目

砂場にて


海のものと、山のものと、小さいひとと。


 子どもは遊びの中で様々なことを身につけていきます。お砂場遊びもその一つ、シャベルがうまく使えるようになる頃にスプーンを上手に使って食事ができるようになると聞いたことがあるのですが、どうやらそれは本当の様です。


 なおくん1才6ヵ月、お外遊びが大好きです。

 まずは、滑り台に一目散。しばらく遊んでからシャベルとバケツを持ってお砂場に座り込み、なにやら神妙な顔つきでお砂いじりを楽しみます。私は、自分に砂が飛んでこないようにと風上で日向ぼっこです。一所懸命に砂をシャベルで救ってバケツに入れている様子を見ながら、そういえば、旦那さんの本棚に「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」という本があったことを思い出しました。家に帰ったら、なおくんのお昼寝に合わせて、旦那さんの本棚からちょっと拝借しようと計画を立てました。

 

 簡単に本は見つかり、作者はロバート・フルガム、エッセイ集なのだと分かりました。タイトルのエッセイは6ページほどの短いものでした。

 「人間どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、わたしは全部残らず幼稚園で教わった。」と作者はそのいくつかの事柄を簡潔に上げています。なるほどな、確かに小さい頃に教わった当たり前とも言える事柄だけど、後の家庭生活や仕事、行政、世間一般にカチッ、カチッとあてはまっていく大事な事柄だなと考えさせられました。


 さて、それをどうやって子どもに教えていこうか・・・

 一つひとつ、場面場面で丁寧にしっかりと教えてあげたいから、私自身が一日一日を丁寧に暮らすことを心がけようと気を引き締めました。


 ところで、今日もお砂遊びをたっぷり楽しんだなおくん、そのあとの食事では確かにスプーンが上手になっています。食が細く、すぐにお腹がいっぱいになってしまうなおくん、スプーンが上手に使えるようになってきたのが嬉しいようで、今度はすくってはどんどん私の口に入れていきます。

「なおくん、早い早い・・・お口の中がいぱいだよ。」

なおくん、お砂場遊びをいっぱいして上手にご飯が食べられるように早くなろうね。


自分のペースで食事ができないと、味わって食べられないなと思うのです。

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