ステージ(STAGES)
何回かこのコラムで話に触れたことのあるアルバムです。ジミがデビューしてから4年間のうち各年1箇所のライブをディスク1枚ずつ収録したという、貴重な4枚組ボックスです。アラン・ダグラスが手がけた中でも、特に功績の大きい作品といえるでしょう。1992年の発売ですから、かれこれ20年近く前のもので、再発が期待されるアイテムにもなっています。(実現化は難しそうだけど...)
中身はこんな感じでです。結構豪華なものです。特に60ページ超のブックレットはなかなか充実していて、各ライブのレビューはもちろん、年表とディスコグラフィー(もちろん92年当時の)まで記載されています。
各ライブの日と場所は以下のようになっています。
1967年9月5日・ストックホルム
1968年1月29日・パリ
1969年5月24日・サンディエゴ
1970年7月4日・アトランタ
なんだかんだ、今では他のアルバムで聴けるものもあるのですが、それはブートまがいのものが多く、オフィシャルでこれだけの内容を収録したものは無いので、貴重アイテムであることには変わりません。
各盤のコメントは別の機会にじっくり掘り下げていきたいと思っていますが、この4つのステージで発見したことがひとつ...
どのライブでも必ず「Fire」「Purple Haze」「Foxy Lady」がプレイされていることです。(「Foxy Lady」はこの69年サンディエゴに未収録ですが実際にはプレイされています)
で、さらに言いますと、これらのどの曲も、年代が進むに従ってテンポアップされていってるっていうことでしょうか。
これはリズムが走ってしまっている、ということではなく、よりハイテンションに上がっていってるような感じで、よりハードになっていく印象があります。
まあリズムセクションは大変かも。特に「Fire」とかね(笑)
後年はヒット曲ばかりリクエストされる状況に嫌気がさしていた、といわれるジミですが、上記3曲は特別なものがあったのかも知れません。
ヤフオクなどで見かけることもあると思いますが、これはオススメのアイテムですよ!
箱の裏面にはジミの刻印が!(笑)
この辺も豪華なところ?
弦の話
震災で大変なことになってますね。関西でも揺れを感じる規模でしたが、皆様はご無事でしょうか?
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さて、今回は弦の話など。
過去に機材紹介でも触れましたが、地味メタボリXで使用するストラトには、フェンダーの3150TRっていうセットを愛用してきました。
この太さが1弦から順に
「010、013、015、026、032、038」
という、独特なセットなわけです。
一方、通常知られているライト・ゲージでは
「010、013、017、026、036、046」
が主流ですよね。注目すべきは3弦、5弦、6弦が細めになっているという点。3弦あたり、かなりユルユル感があります。
ジミはフェンダーの「ロックン・ロール」というセットをよく使っていたらしく、太さは上記の3150TRと同じものらしいんです。とは言え、特にこだわっていたようでもなく、バラバラに張っていたなんてこともあったとか。
あと3150TRにはフェンダーの特徴的なところで、弦のエンド部分に特徴がありました。
バレットエンドっていうらしいです。弾丸のような形状。これがどのような効果を発揮するか...なんでもブリッジに密着するので余計な摩擦が低減できるとか?らしいんですが、実感としてはハッキリ言ってわかりません(笑)。
今ではジミと同じゲージをセットで手に入るものを見つけるのは難しく、3150TRも日本では売られていなかったので、海外から取り寄せで何とか入手してきました。
しかし...
いよいよ、製造中止となってしまったようです!
仕方なく、同じ太さのセットを色々リサーチしましたが、値段的にお高めなものがチラホラ見つかる程度。
迷った挙句、バラ買いにて揃える覚悟をしました。
金額や、流通面の入手の容易さから考えて、ダダリオになりました。
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さて、今回は弦の話など。
過去に機材紹介でも触れましたが、地味メタボリXで使用するストラトには、フェンダーの3150TRっていうセットを愛用してきました。
この太さが1弦から順に
「010、013、015、026、032、038」
という、独特なセットなわけです。
一方、通常知られているライト・ゲージでは
「010、013、017、026、036、046」
が主流ですよね。注目すべきは3弦、5弦、6弦が細めになっているという点。3弦あたり、かなりユルユル感があります。
ジミはフェンダーの「ロックン・ロール」というセットをよく使っていたらしく、太さは上記の3150TRと同じものらしいんです。とは言え、特にこだわっていたようでもなく、バラバラに張っていたなんてこともあったとか。
あと3150TRにはフェンダーの特徴的なところで、弦のエンド部分に特徴がありました。
バレットエンドっていうらしいです。弾丸のような形状。これがどのような効果を発揮するか...なんでもブリッジに密着するので余計な摩擦が低減できるとか?らしいんですが、実感としてはハッキリ言ってわかりません(笑)。
今ではジミと同じゲージをセットで手に入るものを見つけるのは難しく、3150TRも日本では売られていなかったので、海外から取り寄せで何とか入手してきました。
しかし...
いよいよ、製造中止となってしまったようです!
仕方なく、同じ太さのセットを色々リサーチしましたが、値段的にお高めなものがチラホラ見つかる程度。
迷った挙句、バラ買いにて揃える覚悟をしました。
金額や、流通面の入手の容易さから考えて、ダダリオになりました。
当然ながら、こちらは一般的なボールエンド。ええ、これで充分ですよ。
弦ってよく、太いほうが太い音になる!とか言われがちですが、それは無いと思いますね。B.B.キングも090~のゲージ使っているっていうし。ましてやリスナーで「このギターの音...弦細いな!」なんて言う人いませんし(笑)。
太い弦だと、かえって切れやすくなるデメリットのほうが問題かと。これも太い=頑丈、とか誤解されがちですが、太い弦を張るっていうのは、たとえば2弦を1弦E音までキツく張る状態なわけなので、当然ビンビンで切れやすくなりますからね。
というわけで今回フェンダーからダダリオに切り替えた私ですが、フライングVとか、ギブソン系にはこちらを使っています。
アーニーボール。こちらは一般的な「010、013、017、026、036、046」です。
結構昔からのお気に入りでしたし、ギブソン系のギターは弦長が短かくて、テンションがストラトほどキツくないので、これでいいかなと。
また変えることもあるかも?ですが、とりあえず今はこんなところです。
弦ってよく、太いほうが太い音になる!とか言われがちですが、それは無いと思いますね。B.B.キングも090~のゲージ使っているっていうし。ましてやリスナーで「このギターの音...弦細いな!」なんて言う人いませんし(笑)。
太い弦だと、かえって切れやすくなるデメリットのほうが問題かと。これも太い=頑丈、とか誤解されがちですが、太い弦を張るっていうのは、たとえば2弦を1弦E音までキツく張る状態なわけなので、当然ビンビンで切れやすくなりますからね。
というわけで今回フェンダーからダダリオに切り替えた私ですが、フライングVとか、ギブソン系にはこちらを使っています。
アーニーボール。こちらは一般的な「010、013、017、026、036、046」です。
結構昔からのお気に入りでしたし、ギブソン系のギターは弦長が短かくて、テンションがストラトほどキツくないので、これでいいかなと。
また変えることもあるかも?ですが、とりあえず今はこんなところです。
ミッドナイト・ライトニング
「ミッドナイト・ライトニング」です。
前に紹介しました「クラッシュ・ランディング」 の続編であるこのアルバム。1975年、「クラッシュ・ランディング」から8ヶ月ほどのちにリリースされたもので、これも現在は廃盤になっています。
ジャケットはバークレイな衣装のジミと雷光。こういうのデザインって、10代の男子にとってはカッコイイと思うわけで、いわゆるジャケ買いしてしまったり...いや、私じゃないですよ?(笑)
収録曲は以下のとおりです。
1.Trashman
2.Midnight Lightning
3.Hear My Train Coming
4.Gypsy Boy (New Rising Sun)
5.Blue Suede Shoes
6.Machine Gun
7.Once I Had Woman
8.Beginnings (Jam Back At The House)
しかし、これほど不毛なアルバムもないでしょう。前作「クラッシュ・ランディング」と同様に、ジミの歌とギターだけを残し、セッション・ミュージシャンたちのオーバーダビングを施すという手法で作られたもので、前作に比べてセールス的に全く振舞わなかったようです。前作の選曲から漏れた素材で取り掛かるわけですから、内容的に弱くなり、作業もつらいものとなったようです。
ドラムを担当したアラン・シュワルツバーグは、テンポやタイムに気を使うばかりにスティックをぶん投げちまったとか、ギターを受け持ったジェフ・ミノロフも、完成を待たずに現場を去り、代わりにランス・クインという人が参加しています。
1曲目からハードなインストで幕を開けるこのアルバム、あえて言うと、前作がソウルよりなら、こちらはブルージーな仕上がりです。私は前作よりこっちの方が結構好きでした。
「hear My Train Coming」なんかは昨年リリースされた「ヴァレーズ・オブ・ネプチューン」にオリジナル・バージョンで入ってますね。
本作のライナーでは、作品についてほとんどふれておらず、ミュージシャンとしてのジミの全体像を考察するような内容となっています。興味深いのは、欄外に記されたこんな文章。
「彼を大好きだったんだ。ジミには誰も勝てないよ。ジミみたいなのはもう二度と現れないよ。絶対に。チャス・チャンドラーが初めて彼を紹介してくれた時、一緒にちょっとジャムってみたけど、もう凄いのなんのって。信じられなかったよ!ブッ飛ばされたって感じだったね。最高だったよ。彼が死んだ時、僕は庭に出て一日中泣いたよ。死んでしまったからではないんだ。僕を残していってしまったからなんだ。」
エリック・クラプトンのコメントです。感慨深いですねぇ、エリック。
しかし「ジミ・ヘンドリックスよ永遠に(完全コピー)」より転載とありますが、完全コピーってどういう意味??
アラン・ダグラスも、前作と本作での失敗を反省してなのか、この後はライブ・テイクの発掘や手を加えないセッション盤のリリースなどに路線変更していくようになります。その辺のアルバムはまた機会があれば紹介しましょう。
裏ジャケはこんな感じです。
前に紹介しました「クラッシュ・ランディング」 の続編であるこのアルバム。1975年、「クラッシュ・ランディング」から8ヶ月ほどのちにリリースされたもので、これも現在は廃盤になっています。
ジャケットはバークレイな衣装のジミと雷光。こういうのデザインって、10代の男子にとってはカッコイイと思うわけで、いわゆるジャケ買いしてしまったり...いや、私じゃないですよ?(笑)
収録曲は以下のとおりです。
1.Trashman
2.Midnight Lightning
3.Hear My Train Coming
4.Gypsy Boy (New Rising Sun)
5.Blue Suede Shoes
6.Machine Gun
7.Once I Had Woman
8.Beginnings (Jam Back At The House)
しかし、これほど不毛なアルバムもないでしょう。前作「クラッシュ・ランディング」と同様に、ジミの歌とギターだけを残し、セッション・ミュージシャンたちのオーバーダビングを施すという手法で作られたもので、前作に比べてセールス的に全く振舞わなかったようです。前作の選曲から漏れた素材で取り掛かるわけですから、内容的に弱くなり、作業もつらいものとなったようです。
ドラムを担当したアラン・シュワルツバーグは、テンポやタイムに気を使うばかりにスティックをぶん投げちまったとか、ギターを受け持ったジェフ・ミノロフも、完成を待たずに現場を去り、代わりにランス・クインという人が参加しています。
1曲目からハードなインストで幕を開けるこのアルバム、あえて言うと、前作がソウルよりなら、こちらはブルージーな仕上がりです。私は前作よりこっちの方が結構好きでした。
「hear My Train Coming」なんかは昨年リリースされた「ヴァレーズ・オブ・ネプチューン」にオリジナル・バージョンで入ってますね。
本作のライナーでは、作品についてほとんどふれておらず、ミュージシャンとしてのジミの全体像を考察するような内容となっています。興味深いのは、欄外に記されたこんな文章。
「彼を大好きだったんだ。ジミには誰も勝てないよ。ジミみたいなのはもう二度と現れないよ。絶対に。チャス・チャンドラーが初めて彼を紹介してくれた時、一緒にちょっとジャムってみたけど、もう凄いのなんのって。信じられなかったよ!ブッ飛ばされたって感じだったね。最高だったよ。彼が死んだ時、僕は庭に出て一日中泣いたよ。死んでしまったからではないんだ。僕を残していってしまったからなんだ。」
エリック・クラプトンのコメントです。感慨深いですねぇ、エリック。
しかし「ジミ・ヘンドリックスよ永遠に(完全コピー)」より転載とありますが、完全コピーってどういう意味??
アラン・ダグラスも、前作と本作での失敗を反省してなのか、この後はライブ・テイクの発掘や手を加えないセッション盤のリリースなどに路線変更していくようになります。その辺のアルバムはまた機会があれば紹介しましょう。
裏ジャケはこんな感じです。









